高齢社長の仕合わせな日々 30 | 2022年7月12日

早雲寺殿廿一箇条

 歴史番組を見て小田原の北条5代の始祖・北条早雲(1456-1516)の21か条があるのを知った。条文が分かりやすく私の胸に響くものばかりだ。

2条 朝は早く起きろ

14条 嘘をつくな

18条 友は良く選べ

20条 火元は自分で確認せよ

 誰もがやらなければいけないことで、1人の人間が生きていく上での基本中の基本である。早雲は21か条を守って相模の国を取った。中小企業の高齢社長も所詮は自分でやるべきことをやらないと末路は飛んでもないことになる。

 自分で現場に行き、手を汚して学ぶ。アイデアは自分で出して組織を筋肉質にする。これらをやるのが「面白い」と思えば高齢でも中小企業の社長を長いことやって行ける。

 何でもやってくれる家老の三太夫に任せっきりであればその先は奈落の底である。早雲は21か条通り独楽(こま)(ねずみ)のように動き回ったはずだ。