会社近くの平和坂商店街の蕎麦屋・鹿島に昼食に入った。恒例の通り店主の妹(55)に「大ちゃん何所にいる」と聞くと妹は顔を曇らせて「6/20に死んだ。16歳だった」。大ちゃんとは鹿島の黒毛の大きな飼い猫だ。
妹は長々と説明しだした。「ゼイゼイいいだして動物病院に入院させた。3日入っていた。日に日に悪くなり『肺に水が溜まったせいだ』と先生は言っていた」と肩を落としていた。
猫が入院か―と妙に可笑しくなった。しかも死因を特定している。動物病院の医者もお客様サービスのため細かく検査、診断している。今はそういう時代なのだ。