高齢社長の仕合わせな日々 38 | 2022年7月26日

公庫「1億円貸したい」を辞退

 7/25(月)日本政策金融公庫の職員2人が来て「いろいろな制度を使うと金利はゼロになる。1億円借りないか」という。「ありがとうございます。必要ないので借りません」と即答した。

 カスカスで資金繰りしていた昔であればありがたい申し出だが、印刷会社、段ボール箱製造会社ともにカネ余りの現在は煩わしい提案だ。話題を他に切り替えようとしたが白けた空気だけが残った。

 考えた。これからの金融機関との関係は「借入ゼロでも鷹揚に付き合ってくれる所でないと交流できない」。例えば取引先懇親会に快く私を迎い入れてくれる金融機関だ。懇親会で他社経営者との雑談が私にはこの上なく面白い。

 私の格言に「最上の資金運用は借入金の返済である」というのがある。段ボール箱製造会社の2024年1月の返済を最後に両社の借入残高はゼロになる。その先はどうなる。余剰資金の使い道で決まった予定はない。