高齢社長の仕合わせな日々 56 | 2022年8月24日

文庫本用紙共通化始まる

 王子製紙が開発した「共通文庫用紙」が拡大している。紙需要が減る中で製紙会社が出版社への用紙安定供給のための連携だ。今までは文庫本発行社ごとにお好みで用紙の選定をしていた。発行社もコスト削減のために共通用紙に動いている。

 これに対する私の印象は「どうにでもなれ」だ。対岸の出来事だ。文庫本印刷をやっていないせいもあるが出版印刷には全く興味が湧かない。

 問題はこれからの印刷のマーケットだ。マーケット動向は逆立ちしてでも知りたい。①若い起業家たちの3つの集まりに最高齢で参加 ②業界誌・紙を読み切る ③全社員が毎日書いている伝言板の熟読。これらは面白いから体が動くのだ。74歳で好きなことができることのありがたさをつくづく感じている。