高齢社長の仕合わせな日々 48 | 2022年8月10日

知らない入船町を歩いた

 東京駅から南東に向かいどんどん歩いた。昭和の建物が路地には残っているもののほとんどがオフィスビルだ。何の変哲もない街だが地名がいい。八丁堀、入船、明石町。昔の賑わいを想像しつつ歩くのは愉快だ。たとえ目新しいものが無くても、飲食店がパラパラであってもだ。

 この界隈の人は「築地が近い。築地に行けば店はいくらでもある」というが、私は「入船がいい」と言って飲食店を探した。

 夕方、知人と入った居酒屋は1品当たりの量が少ない。中国人ウェイトレスは不愛想だ。そこで水だけ飲んで料理をいっぱい注文した。19:00 店を出ると風が吹き、空は青く気分のいい夏の宵であった。私は酒を飲まなければ頭の中は正常でいられる。