近藤さんは「医者に殺されない47の心得」の著者である。死因は虚血性心不全だという。早かった。
知人でも何でもないが、私が信奉する医者は2人いる。近藤さんと安保徹(新潟大学名誉教授)さんだ。お2人の主張は「人間は免疫力でしか病気に勝てない。ならば免疫力を高めろ」だ。免疫力を高めるには心の負担を取り除け。大きな責任を負って仕事をするのが辛ければ、責任から外れろ。転職しろ-とも。私は賛成だ。
「がんになったら治療するな」とも近藤さんはおっしゃる。「こんな医者に何で慶大は給料払っているのか」「イヤこういう男を抱え込むのは慶大の懐の深さだ」とも。面白い議論だった。
私は薬を飲まない。緊急治療以外は医者にかからない。
緊急治療を受けたのは3年前左足首のじん帯を切った時と今年の74歳の私の誕生日(1/7)凍結坂道で滑って出血多量で脳天を12針縫った時だ。それ以外は医者に近づかない。周りの人によく言う。「医者を見たら泥棒と思え」。人の顔を見ると「どこか悪い所はないか」聞いてくる。
すべて「自分が悪いから病気になったと思え。酒量が多いと思ったら飲むな。野菜不足なら葉っぱを食べろ。女房がストレスだったら離婚しろ」「すべて自分の工夫でどうにでもなる。明るく生活して自力で治せ」というのが私の主張だ。