月: 2022年9月

シャンソン歌手伊東はじめ(72)の会に行った

  9/28(水)夕、銀座ヤマハホールで開かれた。ヤマハに入るのは初めてで天井の高い立派なホールだった。

  会は伊東さんの出ずっぱり独演会で軽妙な語り口でシャンソンを語ってくれた。5人の女歌手が途中2曲ずつ歌うという趣向だ。そのうちの1人に無理矢理切符(6,800円)を買わされた。

 満席で観客は老婆ばかりだった。「いまどきシャンソンでもあるまいに」と思っているが「異空間には積極的に行く」が私の生活方針だ。飽きずに最後まで聞けた。

 本日思ったこと。人間好きなことをやるのが1番。例え収入が微小でも好きなことをやる姿は格好いい。

山本五十六の教育法

1、やってみせ 

2、言って聞かせて 

3、させてみて 

4、誉めてやらねば人は動かじ

 誠に合理的な教育法だ。大概の先生は1だけ完了したら「教えた」と思ってしまう。教わる方はサッパリ身につかない。

 習得と未習得の境界線は「1人でできるかどうか」である。特に3の「させてくれる」とありがたい。自信につながる。

パッケージは油性印刷で受注できる

パッケージは油性印刷で受注できる

 「パッケージ印刷は速乾性のあるUV印刷機で刷らないと良品ができない」という神話が崩れつつある。これまでは「UV印刷機で印刷しないと品質は保証できない。油性印刷機で刷ってインキの擦れ跡が出たら大変なことになる」と言われてきた。

 この論調の風向きが変わってきた。UV印刷代は油性の3倍だ。これに「高すぎる」と思うお客様が出てきたのだ。油性機でも十分時間を掛けて乾かせば不良は発生しない。印刷仕上がりは油性の方が綺麗だ。

 営業課長(49)は清月堂本店様から8月にサック箱 1,000個 13万円を受注して、9月には更に1,000個リピートが来た。「受注のポイントは印刷代の安さだった」という。印刷課課長は「パッケージは刷了後丸6日乾かさないといけない」という。乾き日数6日のルールを作って加工に回せば品質は何ら問題ない。

これからは「パッケージは油性にした方がメリットは大きい」と営業は堂々と言える時代になった。

仕事はゲーム性を加える

 印刷会社で3営業品目の目標を決めた。

①カレンダー=12/31までの受注累目標 3,000万円(前年2,650万円)

②シール=月売上500万円(前年403)

③手提げ袋=月売上200万円(前年182)

 漫然と「〇〇の売上を増やそう」といっても言われた方はよく分からない。目標額と前年実績を入れると(にわ)かに具体性を帯びてくる。基準の数値が示されたことで、それを「超えるか下回るか」のゲームになってくる。それが面白いのだ。前年を下回っても、目標達成してもしなくてもそれはどちらでもいい。

 マーケットが堅調である限り少し工夫すれば目標は達成できる。ご自身の工夫で今までのやり方を成果に結びつく動作に変えていくと驚くべき結果が出てくる。工夫→実行→成果→確認のサイクルは自分でアイデアを出し、自分で回し、自分で検証できるのだ。

 マネジメントする側はゲーム性を演出する必要がある。実行部隊に現実を分かってもらうための資料開示をしなければならない。ゲームをやって目標達成出来たら実行部隊、マネージャ―ともどもの喜びになる。

修理とは部品交換だ

 「○〇機の修理をする」とよくいう。しかし実際の行動は「○〇機の部品交換をする」と言った方が正確な場合が多い。修理提案する機長は故障個所の①清掃か②部品交換か明言してもらいたい。

 部品交換はお金がかかると思ってしまうが、機械メーカーの技術者が「部品交換が必要」といったら「承知」と即答してもらいたい。

 菊全判オフセット印刷機が部品交換やり続け購入当初の原型をとどめていなくなったら痛快だ。部品代の合計は新機購入の1.8億円はかからない。10年で6分の1の0.3億円ぐらいのものだろう。

 部品交換の利点は、機長の関心が部品にいくことだ。「これが結構大きな機能を果たしている。この部品を順調に動かすにはどうしたらいいか」考え始めるだろう。

iPhone 新機能は2つ

 「米アップル社が2022/9/8発表したiPhone14シリーズの新機能は何か」とスマホアドバイザー嬢(27)に聞いた。答えは「①写真の画素数が増えた②どこかで行倒れになったら近親者に連絡が行くシステムが追加されたーの2点だ」という。

 たいした追加機能じゃないのに価格は20%上がった。それでも「14シリーズへの問い合わせと来店者が殺到した」とアドバイザー嬢。

 私の印刷会社と段ボール製箱会社のビジネスモデルは「古い設備を部品交換で使い続ける」だ。例えば今買えば1.8億円の菊全判油性4色機は部品交換であと25年使える」というお墨付きを設備技術者からもらっている。2台の菊全油性4色機は15年前に購入したものだ。都合40年当社の基幹設備として使える計算だ。しかも刷り上りはUV印刷機より遥かに美しい。

 世の中には「新し物好き」がいる。毎年自家用車を買い替える人が好例だ。私のトヨタクラウンはタクシー仕様で32年前に180万円で買ったものだ。タクシー仕様だから面白いように故障がない。窓はハンドルを回して開ける。しかもエンジンは好調だ。

 2社全社員支給済みのiPhoneは100%最新の機能が組み込まれている。今やるべきことは内蔵されている機能を使い切ることだ。私は現在、機能の80%が分からない。だから1つ1つ習得することに生き甲斐を感じている。

訪問日時を決めようとしない不動産屋

 アパート管理をお願いしたい不動産屋(50)から電話がかかってきて初めて会話した。彼は大家さんからは絶大な信用がある。「いつおいでになりますか」と私。「手帳が無いので改めて電話します」。

 先方から電話を掛けてきて訪問日時の腹案が無いのだ。どの業界でもこのような会話が普通なのだろう。2時間後にまた電話してきてようやく訪問日時が決まった。

 当方のビジネス習慣では「○日14時にお伺いしたいのですがいかがでしょうか」と聞く。1発で面会日時を決めるのがスピード応対なのだ。

 私は不動産屋にイライラしたが、ジッと我慢した。「目黒区鷹番の私所有のアパート管理をやってくれるまで漕ぎ着ければいいのだ。それまでは我慢の連続でもいい」。

 当社の営業がお客様から好感をもって見られる理由はスピード応対にある。問題が完了するまでの時間が他社より遥かに短いのだ。お客様はイライラしなくても済む。「多少高くてもいい。お宅に発注しよう」となる。

 スピード応対によっていくらでも売上を増やすことができる。売上が頭打ちになったら、さらに時間短縮をやればいい。・

月1回六本木に降り立つ

 港区六本木で夕、月1回会合があり界隈を歩く。いいものだ。ゴチャゴチャしたいつもの光景だがその中に立つと妙な安堵感がある。「この街に立てば時代に遅れないだろう」。自宅近くの品川駅高輪口のバス停から40分揺られての時間もいい。東京のど真ん中を突き抜けている。

 9/14 はスーパーホテルの会長(80)の講演だった。気分が良かったせいかいつもはジュースだが本日はビール小瓶2本飲んだ。会場では35歳の女社長と名刺交換した。またバスに揺られて20時前に帰宅した。

ルーターを換えて気分一新

 私の住まいのネットワークはケーブルテレビのJコムの回線に乗っかっている。パソコンが動かなくなるとJコムを呼ぶ。9/13 パソコンがネットワークに繋がらくなってしまった。困った私はJコムを呼んだ。窓際の床に置いておいたルーターが壊れたらしい。

 私の部屋は7階建ての7階にあり広い窓だらけで東西南北に窓があるという不思議な設計だ。おまけに私はカーテンを閉める生活習慣がない。日当たりがよく天気のいい日は窓際は50℃ぐらいになる。この直射日光にさらされ続けた結果の機器故障だ。

 来た気持ちのいいJコム技術者は手際よく2台の機器を交換し場所を日陰に移してくれた。Jコムは設置・修理はすべて外注だという。「外注がやった方が安上がりだし、技術も確かだ」と私は余計な注釈を加えた。「うちの事務所は三田通りの春日旅館の近くです」「春日旅館の近くでうちは印刷業を事務所を借りて商売していたのだよ」と私。

 「これでパソコンは問題なく動きました。ついでにJコムチャンネルを検査したが問題ありません。機器の交換代は無料です」技術者は太鼓判を押してくれた。ネットワーク機器は日陰でしかるべきランプがキチンと点滅している。「これで完璧だ」私は大いなる満足を得た。

新規表に手を加えた

 段ボール製箱会社と印刷会社2社の新規お客様を増やすための(営業)新規(開拓)表を整理整頓した。

 エクセルでの表づくりのポイントは 

①文字数を減らす 

②罫線は目立たない2種に絞る 

③数字中心の見易い表にする

 表が分かりやすくなると社員がメキメキと働くようになる。理由は①自分の成果が分かる ②他社員との比較が明確になるーからだ。

 大声で「もっと真面目にやれ」と叫ばなくてもいい。表をコチョコチョと作り替えるだけで怠け者が勤勉社員になる。

勢力交代する印刷業界

 印刷機メーカーが主催する箱根1泊ゴルフ会に参加した。同社の機械を愛用している全国の印刷会社20社が参加した。

 参加社全体の空気として感じられたのは「これからの印刷マーケットがどうなるか分からない」―という迷いであった。ある中堅老舗会社の会長が「お宅はこれからも印刷業をやって行くつもりか」と聞いてきた。この問い掛けには驚いた。私は「マーケットに合わせて営業品目を変えてやって行く」と応えた。

印刷業界は①②の順で20年単位で流行があった。

① 40年前、オフ輪台数の増加=現在全国で1,400台有るが、500台で適正ともいわれている。一旦設備してしまうと後戻りが難しい。

② 20年前、UVオフセット機が印刷機の主流になった=印刷物の速乾性が魅力で「我も我も」とUVに移行した。 だが材料コストが従来の油性印刷機の3倍かかる。当初は「材料代は油性並みに下がる」と見ていたが、熱照射でゴムローラーの傷みが激しくなるなど必要費用が増えることもあり材料コストは下がらなかった。最近は油性機に戻す動きが出てきている。

 当社は①②双方の流行に乗らなかった。もし一旦設備してしまっていたら、私だったら①オフ輪工場の閉鎖 ②UV機の売却をやる。見切り千両だ。

 てなことで億単位の設備投資をしてしまった会社は元気がなくなり、自己資本比率90%の当社は変わらず元気だ。「リコーのデジタル印刷機を500万円で買った」と言ったら他社は「そんなにデジタルの仕事あるの」と驚いていた。

 マーケットに合わせることに腐心し、最初は外注さんに作ってもらうべきだ。余程のことがない限り億単位の設備購入に耕は行かない。

 業界の集まりで、私の声は年ごとに大きくなっている。

ゴム部品交換は大事

 印刷会社の折り機機長ののミャンマー人が9/8、メーカーのホリゾン技術者を呼んで紙を送る7本のゴムベルトの交換をしていた。ゴムは劣化するので定期交換が必要だ。

 私が通勤用に乗っている自転車は3年ごとにタイヤを交換している。安全のためだ。自動車のタイヤも同様だ。ともかくゴム部品の交換はマメにやることだ。

 ゴム劣化の要素は①オゾン②油③気温④水―があげられているが目視で判断できる。費用を惜しんではいけない。

 ゴム部品が正常に機能すれば人の心も軽快になる。

みずほダイレクトの機能を習得

 ネットバンキングの利用法を板橋区の支店お客さまサービス課の女次長に店頭で教わった。公共料金振込、為替取引など10項の利用法があったが私が使えるのは振込ぐらいだった。それでもみずほがうたうインターネットバンキングの全体像が分かった。

 知ってみると「その程度の機能か」と思うが全体の姿を習得した充実感が湧く。「1つ完了」。これが何とも言えない喜びなのだ。

 些細な項目を「1つ完了」「1つ完了」で生活できれば老後は面白くなる。

会社はビジネスモデルで決まる

 例えば印刷業の当社

①仲間(下請け)仕事はやらない。新規開拓で直請けお客様を増やす。

②優秀外注さんを増やす。支払い=20日締め月末振込

③設備投資は抑える。旧い設備を使い続ける。資金=いらない。

こんなモデルで商売している。結論は「楽だ」。あまり苦労が発生しない。

 ①で仲間仕事をやると単価を決められない。量も同業者次第。自社でコントロールできないから改善の手を打てない。

 一方、直請けであれば「仕事がなくなったら他からとってこい」「伸びるお客様と付き合え」「品質とサービスで勝負しろ」「モタモタするな」と発破をかけていればいい。楽だ。

100円ショップのコードは不電通

 8/30、品川区戸越銀座商店街の100円ショップで330円で買った充電器はソケットに繋いで置くと充電されるどころか電気が減っていく。目黒駅近くのソフトバンクスマホショップで診てもらったら「電気が通らない」という。ソフトバンクショップでコードを4,752円で買い直した。

 100円ショップの製品は自分で選んだのだから自己責任と思っている。当社では「IT投資にはカネを惜しまない」という言葉がある。今回の100円ショップの買物は小さなアクシデントだ。社と私のIT高度化のために私はおカネを使っていく。

印刷機メーカーの新販売法

 新潟市の印刷会社で新しく印刷機を入れたのでそのお披露目見学会に9/2(金)参加した。㈱W社さんは創業74年で70近い女会長が張りきって経営している。つい2日前に長男(32)に社長を譲ったばかりというから面白い。実直そうな新社長で未来は明るい。

 今回の見学会の目玉は、印刷機メーカーが菊全4色機をW社さんとリース契約で機械を納入して、機長のトレーニング、機械のメンテナンスをする一括契約を初めてやった―ということだった。W社さんは速乾性のあるUV4色機を出して昔ながらの油性インキ印刷機に切り替えた。理由は印刷コストを下げるためという。当社の3台の印刷機は全部油性だ。

 驚いたことに27歳の女機長が新印刷機を1.5万回転/時間で回していた。当社のベテラン機長の平均回転数は0.8万だ。「新しい技術を知ると嬉しい」との発言は見学者20人の表情を明るくしていた。

不明確な発言多い全体朝礼

 9/1(木)8:20ー9:00、印刷会社の全体朝礼を開いた、参加者は全社員の51人。全体朝礼とは1ヵ月の営業3課、工場総務6課の成績発表会である。20日で締めて月末発表という段取りだ。

 今回気になったまずい点は1つ。発言者の言葉が不明確なことだ。

 例えばHP(ホームページ)からの新規受注が8月はゼロだったが、HP担当は意味不明の言葉を並べているだけで結論のゼロだったことをはっきり言わなかった。進行上誰も質問をせず次のテーマに移ってしまった。

 形だけの発表で何ら本当の数値を伝達する意思が見えないまま朝礼は終わってしまった。こんな朝礼はやっても意味が無い。そこで改善策を打ち出した。

 1、司会者に大いに発言してもらう。「聞こえない」「結論は何なのか」「理由が分からないから今発表してください」「もう1回言ってください」「やらなかった人の名前を言ってください」。発表の途中に事態を明確にするための司会の発言を多発する。

 2、質問者は発表者に2の矢、3の矢、4の矢の質問を浴びせる。「誰がサボタージュしたのか」「サボは1回だけか」「やらない社員に対する対策はどうするのか」。司会者、質問者共に追及の手を緩めないことだ。私は司会・質問者を支援するための発言をする。。

親からもらったものが1番

 脱毛、プチ整形が流行っている。施術を受ける人が多いから話題になるのだが、私にすればとんでもない行為である。

 脱毛=毛根の機能が根こそぎ無くなってしまう。皮膚呼吸ができなくなる。全身刺青をした人間は皮膚呼吸ができないから年中体調不調のまま早期に死亡する。

 プチ整形=バランスの取れていた表皮を引っ張ったり切り取ったりで無理な状況にしてしまう。年月の経過共に奇妙な顔になっていく。いずれにせよそら恐ろしい行為である。それが本人の意思から実行に行くのだから言いようがない。

 挙句の果てにこれらの施術で儲けた会社が倒産していく。帝国ニュース(8/31)によれば「全身脱毛革命サロン 脱毛ラボ」を謳(うた)って全国47店舗を展開していたS 社が倒産した。負債総額は60億円。患者の体を壊し、自身までもが沈むという惨状だ。

 商売をやるからには周りの人を仕合わせにすることを目指したいものである。

 結論を言えば「親からもらったものに手を加えるな」である。ありがたく頂戴し健康に長く使うことである。