高齢社長の仕合わせな日々 77 | 2022年9月28日

パッケージは油性印刷で受注できる

パッケージは油性印刷で受注できる

 「パッケージ印刷は速乾性のあるUV印刷機で刷らないと良品ができない」という神話が崩れつつある。これまでは「UV印刷機で印刷しないと品質は保証できない。油性印刷機で刷ってインキの擦れ跡が出たら大変なことになる」と言われてきた。

 この論調の風向きが変わってきた。UV印刷代は油性の3倍だ。これに「高すぎる」と思うお客様が出てきたのだ。油性機でも十分時間を掛けて乾かせば不良は発生しない。印刷仕上がりは油性の方が綺麗だ。

 営業課長(49)は清月堂本店様から8月にサック箱 1,000個 13万円を受注して、9月には更に1,000個リピートが来た。「受注のポイントは印刷代の安さだった」という。印刷課課長は「パッケージは刷了後丸6日乾かさないといけない」という。乾き日数6日のルールを作って加工に回せば品質は何ら問題ない。

これからは「パッケージは油性にした方がメリットは大きい」と営業は堂々と言える時代になった。