月: 2022年10月

弁当屋の味噌汁パックを拝借

 早朝、五反田マルエツで菓子パンのほかにおにぎり、お稲荷さんを買うことがある。米飯にはどうしても味噌汁が欲しくなる。

 よく考えたら弁当屋が小さな味噌汁パックを山と持ってきて印刷会社5F台所の茶箪笥にある。アサリ味と油揚げ味の2種類だ。私は弁当を取っていないが、本日(10/28)は油揚げ味2袋を私の花瓶のような砥部焼の湯飲みに溶いて飲んだ。丁度いい。我ながら自分のアイデアに感心した。

 これでまた私の朝食は豊かになった。

まず、着手する

 100%完成形を目指しているとちっとも作業が進まない。まず、できることを始めると次の発想が湧いてくる。

 例えば「今日は天気がいいので日比谷公園に行った」とでも書けば「ベンチに30分座っていた」と続く。「少し休んだので新規開拓の意欲がモリモリ湧いてきた」と大展開になる。意味不明の言葉でも書き出せば後が続く。最初に書くことが重要なのだ。

 すべての行動はくだらないことでもまず着手すれば道は拓ける。今私には同人誌に作文を送る宿題がある。締切りは11/15だ。作文はなかなかまとまらない。そこで作文に添付する画像をパソコンから取り出して置く動作から始めた。使う画像2枚取り出したら作文が大いにはかどったような気がした。

稟議書に3項書く

 印刷会社と段ボール製箱会社には100万円超の支出には稟議書を提出するルールがある。

 ところが「○○万円の設備を買いたいので稟議いたします」だけの1行稟議書が横行している。これでは詳細が分からない。ダメだ。

 稟議書には以下の3点を書く

1、設備を買う理由  ①旧設備の購入年 ②メーカーの「部品がなくなる」ーはウソだ。

2、新機で良くなる点

3、部品交換で済まない理由  「部品がない」はウソだ。

私は目を皿のようにして回ってきた稟議書に1,2,3が書き込まれているか検査する。

席を蹴って帰った東日本銀行支店長

 2,000万円現金を入れるから「みずほ銀行五反田支店に送金してくれ」と電話で頼んだら東日本銀行大崎支店の課長が「何の金か。使い道は何か」と聞いてきたので「頼まない」と断った。

 後日「支店長に来るように」と当印刷会社総務課員に言わせたら10/24(月)中本泰司支店長が担当と2人でやってきた。200万円を超える送金は①金の出所②送金の理由を聞くように―と書かれた金融庁のパンフレットを見せながら「この指導通りやった」という。

 当社は大崎支店が近い・空いているため小口現金と決済用の銀行として使っている。決算書も毎年提出している。それでも当社に疑いの目で見続けるのならとても取引をやって行けない。うんざりだ。「要領の悪い銀行員を見ていると腹が立ってくる」と私が言ったら2人は席を蹴って帰ってしまった。

 商売をする前提は「まずお客様の要望を聞く」だ。その後の営業のスピード応対と柔軟性ある問題解決で取引は増える。「それが分からない男だ」と思った。当社は今後とも大崎支店を小口現金と決済用銀行として使うつもりだ。向こうから断ってきたら戸越銀座商店街の信用金庫に替える手はずは取ってある。

観光の4日間

10/20(木)京都・保津川下り

 /21(金)鞆の浦、尾道

 /22(土)呉港

 /23(日)厳島神社

60-80代19人の団体瀬戸内旅行をしてきた。

 1つだけ印象を言えば「戦争も効率UPが必要だ」と思った。呉港で戦艦大和の縮小艦を見て「こんな鉄の塊を作っても飛行機の爆弾で沈没してしまう。効率が悪い。

 軍備は『どんな戦い方をするか』で決まる。最小の費用で最大の効果を発揮する道を取るべきだ」などと考えた。

回答した「出席」は守る

 コロナがおさまり会の開催が増えてきた。私は「出・欠席」の回答は2日内に出すことにしている。一旦「出」と返信したら変更することはまずない。行っちゃうのだ。

 そのためやたらと忙しくなることもあるが何とか切り抜ける。会合参加は私の最高の娯楽だからだ。

チラシ更新は面白い

 今、印刷会社で配っているお客様新規開拓用のチラシは13種類だ。よく見ると半年前のものはかなりの修正が必要だ。

 例えば売上を増やしたい営業品目の1位はPOP、2位ノベルティ、3位封筒・はがき、4位梱包発送だった。それが8ヵ月後は1位パッケージ、2位シール、3位手提げ袋、4位カレンダーに代わった。時間の流れとともに「増やすべき品目」が代わってくる。

 いい進化だと思う。いつもマーケットとにらめっこしているという臨場感がある。

 動いている13種類のチラシを更新する作業は私の趣味を兼ねた仕事である。

新潟出張で学んだ専門職大学

 専門職大学とは2017年学校教育法の改正によって新たに設けられた職業大学だ。就業年限は4年で、卒業すれば学士(専門職)の学位がもらえる。

 日刊工業新聞社の100年経営の会の懇親会で隣に座った人が新潟市にある専門職大学の学務部長だった。「そんな大学があるのか」と新鮮に驚いた。初対面の人との会話には必ず新しい発見がある。だから私は初対面が好きだ。懇親会で旧い知り合いと隣同士で座っても意味が無い。知らない人こそ未知の世界を教えてくれる。

 現在専門職大学は18校ある。2019に認可の下りたのは以下の3校である。

  1. 高知リハビリテーション専門職大学(土佐市)
  2. 国際ファッション専門職大学(新宿区、大阪市、名古屋市)
  3. ヤマザキ動物看護専門職短期大学(渋谷区)

100年経営の会には入らない

 日刊工業新聞社が主催している「100年経営の会」が新潟市で開かれ私は初めて出席した。創業から100年以上の会社の集まりだが、結論は入らない。

 印刷会社、段ボール製箱会社ともに2021.9.1 にベンチャー宣言をしたばかりだが「何か得るものはないか」と思って行ってみた。創業○○年となると社長はどうしても過去の年数を意識してしまう。

 今回の講師の㈱ダイネツ(売上14億円)は堺市の大型金属成形業で文化10年(1836)の創業だ。何と創業186年の会社だ。社長(68)はきちんとした人で立派に経営されている。しかしだ―。なんだかんだ言いながらも長い社歴を考えてしまうと社長の体の筋肉が硬直してしまうのではないか―と私は拝察する。

 私の出自はどこの馬の骨か分からないのである。印刷会社も終戦直後のどさくさにできたガリ版会社だ。過去に自慢できるものは何もない。未知の将来に向かって面白おかしく商売ができればいいと思っている。

メールは表題に中身を書く

「お客様来社」との表題の会社メールが来ると開けてみないと誰が来るのか分からない。いわゆる要領の悪いメールだ。

 「〇〇さんが✖✖ 時に△△のため来社」とすればいい。これならメールを開ける必要がない。すべて分かってしまう。効率UP のためこのやり方を私は徹底し始めた。言えばすぐ分かってくれる社員が多い。それほど簡単なことだ。

 私には効率UPする喜びがある。小さな効率UPを実現すると沸々と喜びが湧いてくる。大げさに言えば、生きる喜びだ。

綿バスマットを買ってご満悦

 45×60㎝の綿製のバスマット4枚を印刷会社近くの蒲団屋櫻寝具で買った。1枚600円×4枚=2,400円の買物に私は100万円ぐらいお得な買物をしたような気分になった。

 理由① この手のマットが家で複数枚必要だった

 風呂場から廊下に出るとき1枚とか、布団の横に敷いて置くとものを食べるとき畳が汚れないとか。

 理由② 綿のマットが欲しかった

 誰かさんに「材質は綿だよ」と太鼓判を押して欲しかった。櫻寝具を切り盛りしている婆さん(74)は1000年前に朝鮮半島から渡って来たと言う。話好きで物事を断定する(たち)だ。「化繊は汗を吸い取らない。使っちゃだめだよ。このマットは綿だよ。体にいいよ」とお墨付きをくれた。「この人の言葉に間違いはない。安心して使える」と思って購入した。

 わずか1枚600円だが、このマットを我が家のあちこちに敷くことで私のマンション生活はとても豪華になった。

ヨーグルトばかり飲んでいる

 ヨーグルト飲料が好きだ。飲むとスッキリする。通勤途中にあるスーパーライフで売っている紙パック入り「のむヨーグルト」1000gがいい。2日で1パックのペースだ。

 もともと牛乳が好きで牛乳ならいくらでも入る体質だ。乳製品に片寄った食生活で「これでいいのか」とよく思う。酒を飲むと頭がおかしくなるが、ヨーグルト・牛乳はそういうことはない。

 取りあえず「牛に感謝」である。

同業の買収は意味ない

 印刷会社が印刷関連会社例えば製本会社を買収しても苦労が増えるばかりで益がない。当社は段ボール製箱会社を買って利益の出し方が分からなくて苦労した。それでもマーケットが違うから勉強のやり甲斐があった。縮小している印刷業界ではなくて成長が見込まれる段ボール業界だから希望があった。

 結論として違うマーケットの会社を買収するのは意義があると思う。しかしそれには余程の覚悟がいる。「買った会社から利益を出してみせる」という覚悟だ。幸いにしてM&Aの仲介会社から持ち込まれた物件が段ボール製箱会社だったから私は飛びついた。①工場は立派だし②環7沿いという立地もいい。利益に向かってのやりがいがあった。10年前のことだ。

 そうすると本体の印刷会社のビジネスモデルにも興味が行くようになった。営業品目を印刷以外に持って行くことを考え始めた。1番はパッケージ、2番目はシール、3番はカレンダーだ。この順で売上を増やしていくのだ。カタログ、パンフレット、出版印刷以外なら何でもいいというスタンスだ。マーケットが縮まるところ以外にターゲットを絞っていけばいい。

 そして今、毎日の全員参加の日銭朝会で3営業品目の売上が増える方向で話を持って行くようにしている。私としては面白い挑戦だ。朝会の社員の発言からまた増やすヒントをもらえそうだ

支店長にさんざん文句を言う

 小金井カントリー倶楽部でメイン(決済)バンク支店のゴルフ会に10/6 参加した。早く着いたので20分ほど支店長と立話をした。支店長は元々口数の少ない人なので会話は一方的に私がまくし立てた。

 主旨は

 私=三菱銀行が新規開拓で来ている。私だけでなく総務部長にもアプローチしている。貴行は新規開拓なんかやっていないでしょう。

 支店長=そんなことはない。スタートアップ企業に新規訪問している。

 私=それはそれでいいが、既存会社をとるべきだ。支店には営業がいっぱいいるが新規をやらない行員は営業でも何でもない。メインバンクにしている会社数のランクが1つ下がった。貴行はだらしない。

 支店長=決済数が増えてもあまり利益にならない・・・・・。

 私=銀行はまずメインバンクにならないと何も始まらない。支店長は小さなニュースをもって取引先を訪問すべきだ。中小企業の社長は喜びますよ。

 支店長=・・・・・・

 面と向かって言いたいことを言ったので私はスッキリした.こう言えるのも来月(11月30日)でメインバンクからの借入がゼロになるからだ。

アルバイトさん11年間助かりました

 印刷会社加工課女アルバイトのIさん(45)が9/30で退職した。高知県出身なので「いい所の出ですね」と私は繰り返しIさんに言っていた。

 次の職は「新大久保の日本語学校で教える」という。次の仕事に意欲を燃やしていた。とてもいいことだと思った。思い立ったら吉日である。転職は悪いことではない。

 区分はアルバイトだったので申し訳ないが退職金はない。

窓の締切り禁止

 今夏、保育園の送迎バスに園児が閉じ込められて熱中症で死ぬ事件が2件あった。いずれも運転手の退出時の確認ミスで、私は未来ある園児を殺してしまう運転手の重大な犯罪であると考える。

 視点を換えれば「バスの窓は締め切らないといけないものなのか」と思う。愛知県警察が日中の締め切った車内温度を測ったら45度だったという。少しでも窓が開いていたら園児は助かったかもしれない。運転手は日頃の生活習慣から車の窓を施錠してから下車する。それが当たり前の手順なのだ。今回はそれが殺人に繋がった。

 一方、コロナ対策で各天窓が5センチほど開けてあるバスがある。これは誠にいいことでそのバスの「運転手は立派である」と称賛したい。

 本日の私の結論は「窓は少し開けて風を通せ」である。車、会社、自宅すべてだ。会社の階段の窓は開けっ放しだ。いい風が室内を通っていく。こうしていれば皆健康だ。会社の窓の締切りは禁止する。2ヵ所を少し開けて置く。

ビルの建て替えは無駄

 品川駅高輪口、日本橋、日比谷―とビルの建て替えが進んでいる。一言でいうと無駄である。いつもの散歩コースの神田駅から東京駅までの日本橋大通りを10/3 歩いた。大型ビルの建設が盛んだ。「個性のない建物の街に変容していくのか」と思った。

 ヨーロッパの建物は150年、200年前に建てられたものが普通だ。当地の専門家は「ドアが閉まらなくなったりするがすべて修繕で解決している。構造強度は問題ない」という。

 丸の内の一連の建て替えは阪神淡路大震災(1995)を見て大家の三菱地所幹部が「丸の内があんな風になったら大変だ」と一気に全棟建て替えに入ったという。

 どんなに強烈な地震が来ても現代の建築物は簡単に壊れるものではない。印刷会社の旧館は築51年、1994年建設の段ボール製箱会社は築28年だ。しっかりしているから建て替えの予定はない。オフセット印刷機の買い替えもない。お金を使うのは優秀な人の採用にだけだ。

機械には買い時がある

 印刷会社でリコー社製のオンデマンド印刷機450万円を買っていよいよ10/3(月)から本格稼働に入る。新機への私の期待は大きい。稼働前にはしゃぐのは見っともないが今回は自信がある。

 15年前、浜松町の印刷会社で長さ10㍍のオンデマンド印刷機1,000万円を買ってメーカー技術者が3人がかりで色の調整をしていた。私は「的外れの設備投資だ」とその風景を眺めていたことがある。

 機械が成熟していないのだ。稼働させても不具合が次々に出てくるのが目に見えていた。色出しの調整をアナログ的に必死にやらなければ動かないのならオンデマンド機とは言えない。案の定その 1,000万円の機械はさほど活躍しなかった。

 オンデマンド印刷機の発祥はコニカミノルタ社であると私は思い込んでいた。それが制作課オンデマンド担当が選んだのはリコー製だった。驚いた。ところが製品見本を見て納得した。オフセット機の延長のような製品しかできなかった15年前と比べ使える用紙は1,000種と増え、見た目もカード、POP、色紙などまるで製造工程が別物の印刷物ができるようになっていた。

 「これならお客様は満足する」と製品見本を見て思った。つまり買い時なのである。オンデマンド印刷機で「お客様サービスは一層高度なものになる」。

 5年前の2017.1 段ボール製箱会社で工場長が梅谷製作所製の製函機を買った時と同じ予感だ。「新しい機械で工場効率は格段に上がる」と。