印刷会社でリコー社製のオンデマンド印刷機450万円を買っていよいよ10/3(月)から本格稼働に入る。新機への私の期待は大きい。稼働前にはしゃぐのは見っともないが今回は自信がある。
15年前、浜松町の印刷会社で長さ10㍍のオンデマンド印刷機1,000万円を買ってメーカー技術者が3人がかりで色の調整をしていた。私は「的外れの設備投資だ」とその風景を眺めていたことがある。
機械が成熟していないのだ。稼働させても不具合が次々に出てくるのが目に見えていた。色出しの調整をアナログ的に必死にやらなければ動かないのならオンデマンド機とは言えない。案の定その 1,000万円の機械はさほど活躍しなかった。
オンデマンド印刷機の発祥はコニカミノルタ社であると私は思い込んでいた。それが制作課オンデマンド担当が選んだのはリコー製だった。驚いた。ところが製品見本を見て納得した。オフセット機の延長のような製品しかできなかった15年前と比べ使える用紙は1,000種と増え、見た目もカード、POP、色紙などまるで製造工程が別物の印刷物ができるようになっていた。
「これならお客様は満足する」と製品見本を見て思った。つまり買い時なのである。オンデマンド印刷機で「お客様サービスは一層高度なものになる」。
5年前の2017.1 段ボール製箱会社で工場長が梅谷製作所製の製函機を買った時と同じ予感だ。「新しい機械で工場効率は格段に上がる」と。