日刊工業新聞社が主催している「100年経営の会」が新潟市で開かれ私は初めて出席した。創業から100年以上の会社の集まりだが、結論は入らない。
印刷会社、段ボール製箱会社ともに2021.9.1 にベンチャー宣言をしたばかりだが「何か得るものはないか」と思って行ってみた。創業○○年となると社長はどうしても過去の年数を意識してしまう。
今回の講師の㈱ダイネツ(売上14億円)は堺市の大型金属成形業で文化10年(1836)の創業だ。何と創業186年の会社だ。社長(68)はきちんとした人で立派に経営されている。しかしだ―。なんだかんだ言いながらも長い社歴を考えてしまうと社長の体の筋肉が硬直してしまうのではないか―と私は拝察する。
私の出自はどこの馬の骨か分からないのである。印刷会社も終戦直後のどさくさにできたガリ版会社だ。過去に自慢できるものは何もない。未知の将来に向かって面白おかしく商売ができればいいと思っている。