高齢社長の仕合わせな日々 111 | 2022年11月23日

名古屋産業人クラブに入って22年

 日刊工業新聞社が各地に作っている産業人クラブの名古屋に入ったのが2000.9.11だ。22年も経ってしまった。名古屋という製造業の本丸という土地柄に魅力を感じて工場見学や全国の集合旅行に参加してきた。参考になった。

 11/18 は岐阜関カントリークラブの大阪・名古屋合同ゴルフ会に参加した。大阪の中小企業主とも雑談ができ関西の空気にも接することができた。

 中に「親族がどんどん入ってきてニッチモサッチモいかなくなってしまった」といって自ら社長を退いた人がいた。「3人兄弟でもうまく行かないのにその子供たちが入ってきた。会社中親戚だらけだ。たまらない」「それでよく会社が持ったね」「金は回ってきた」「たいしたものだ」。話す人にウソはない。

 こちらも「印刷がダメで段ボール箱を作り始めた。7年間毎年赤字で現在債務超過は3.4億円だ」「でも段ボールはいいんじゃないの」「印刷と違ってマーケットは少しずつ広がっている。我々の業界は箱だけ作っていればいいんだ。椅子だのベッドを段ボールで作り出したら赤字が膨らむだけだ」。お互い事実だけをしゃべっているから話はグーッと面白くなる。