奈良県のKゴルフ場に行った。薬品会社が開いて61年という。清掃はされているが何となく乱雑だ。ガレス窓が1枚割れていた。山岳コースで道にタイヤ止めが無いからカートで動くのもおっかない。谷底に落ちたら大変だ。月曜だったから客も少ない。風呂場は大き過ぎ。どう見ても儲かっているように見えない。
「私だったら売却する。値段はいくらでもいい。興味がなくなった物件は一刻も早く自分の視界から消す」と思った。
一方で経営者の美意識が伝わってくる「センスのいい施設」がある。滋賀県の大手スーパー平和堂のやっているゴルフ場は、金は掛けていないが1つ1つの施設に納得がいった。枝木が道に落ちていることはない。藪の中にゴミもない。指摘するところがないのだ。
私の所の当2社も同様だ。質素で小規模でも外来者に「なるほど」と思ってもらえるメンテナンスをやっていきたい。