月: 2022年12月

Yシャツを既製品にした

 「ゆったりしたYシャツで勤務したい」と思っていた私は御徒町駅前のユザワヤでYシャツを誂えていた。ところが採寸して作ったYシャツがどうも今年はきつい。

 有楽町駅前のグランパックに行き私の担当の横山嬢に「ゆったり目のYシャツを作ってくれ」と採寸をお願いした。40分かけて採寸を終わって横の棚を見ると実に多種多様なサイズの既製品Yシャツが並んでいる。

 「これで間に合うかな」と私。「既製品で間に合うとさっきから言っているじゃないのよ」と横山譲。試しに彼女が選んでくれたYシャツを着てみた。ゆったりしていてこれまた実にいい。ポリの入っていない綿製だ。「この既製品を着ると俺のビジネスは格段にスピードUPする」という予感がした。早速10着発注した。

 ちなみにグランパックで誂えると1着1.3万円、既製品だと6,500円だ。

年380万円売上お客様に取引中止を通告

 王子段ボール営業2課の丸田貴宏さん担当の㈱興亜紙業さんは支払いから現金化までが4か月と10日だった。「何とか現金化までの期間を短縮して欲しい」と2年前からお願いしていた。「他の所と支払サイトは同じだから変更できない」と興亜さんの回答が続いていた。

 12月に入り「いよいよこのままではいけない」と思った私は丸田さんの上司である芝崎孝一さんに「サイト短縮を強硬にお願いできないか」と言った。そして12/23(金)夕の芝崎さんの回答が「丸田さんが『来年2023から末締め翌末振込にしてくれなければ仕事を請けられない』と興亜紙業さんに通告した」という。

 これには驚いた。受注ストップ覚悟の通告だ。丸田さんは以前ちょっとした信用不安のあった調理会社との取引を中止した前歴がある。「サイトが3か月になれば上々」と思っていた私の方がビックリした。丸田さんの結論は過激だが「サイトの長いお客様との取引は是正する」という王耕の方針は貫けられた。

 これでとんでもない額の焦げ付きが発生することは無くなった。商売は爆弾を抱えながらやるものではない。互いに安心して商取引をすべきだ。

 だから王子段ボールと耕文社は外注さん・取引先への支払いは「締めて11日後の振込」にしている。

王子段ボール出勤は楽だ

 自宅のある品川駅近くから高崎線に乗って赤羽駅まで5駅目だ。乗車時間は28分。東京駅を過ぎると車両はガラガラ。4人掛けボックスに1人で座って快適な出勤である。王子段ボールは赤羽駅からバスで15分の環7沿いにある。

 耕文社出勤だとタクシーが拾える道まで歩かないといけない。カネはかかるし足は疲れる。これに比べたら公共交通機関好きの私にとって王子段ボールへの通勤は天国だ。

 車窓から町の風景を眺めていると「私はつくずく 幸運な男だ」と思う。

一時停止違反で罰金7,000円とられる

 12/17(土)会社からの帰りに大崎のT字路でいつもの通り右折したら右端に白バイが2台縦に止まっていた。「まずい」と思ったがミスミスネズミ捕りにひっかかってしまった。

 笑顔でやってきた白バイ隊員に違反切符を切られた。「君らはどこの署員だ」と聞くと「第2高速警らたい」という。仕方なくサインした。

 再発防止としては、このT字路では必ず一時停止する。

柿とバナナ

 このところ食べたいと思うものがない。品川区北品川本通り商店街の八百屋で熟れたバナナ3本100円と拳骨ほどもある立派な柿2つ(200円)を買った。双方の熟し具合から「食べたい」と思った。食欲が湧くのは暫くぶりだ。「ありがたい」と思った。

 秋の味覚というのがある。本当に旨いのだ。季節の果実を味わうほど贅沢なものはない。10月に京都府丹波篠山の料理屋でマツタケのすき焼きと栗ご飯が出てきた。その時は「秋の味覚はマツタケと栗である」としばしうなずいたものだ。夢中になって食べた。 時と場所によって秋の味覚は変化する。それでも「おいしい」と思う気持ちは何よりも貴重だ

12/22 今日は冬至

 私は冬至が好きだ。これから日1日と陽が長くなるからだ。希望が広がる。

 6:40 赤羽駅前の喫茶店「友露有トモロウ」2階の窓から東口バス停を見ると暗い中でバス待ちの人の列がある。夜が長かろうと職場に急ごうとする人たちだ。人の営みである。

 生きている人たちの活力である。

電子手形が増えている

 紙の手形に代わって電子手形の入金が増えている。12/19(月)だけで耕文社には4件380万円入金があった。現金化の期日は1-2ヵ月後。わずかな決済先延ばしでどれだけの意味があるのか分からない。

 紙でも電子でも同じだ。経営者の体質の問題なのだ。早く決済してしまうか、先に持ち越すかの選択なのだ。王耕には「その場解決」という言葉がある。問題が発生したらその場で問題解決まで持って行く動作をいう。解決してしまえばあとは何も考える必要は無い。次の課題に向かっていける。

 王子段ボール、耕文社で利益が出る理由はそこにある。全社員が問題解決先送りをやり始めたら地獄だ。全社員が後片付けに追われる仕事ばかりで利益などはどこからも生まれない。

 一言で言えば「早く終わらしてしまうことだ」。それだけやっていれば効率UPし利益が出てくる。電子手形は問題先送りのアホ経営の象徴である。

牡蠣ばかり食べている

 季節柄牡蠣ばかり注文している。浜松町の老舗更科蕎麦屋に行けば牡蠣そば、田町駅近くの居酒屋では生牡蠣4個。困るのは温そばの汁がしょっぱいこと、生牡蠣は海水が入っていてまともに全部食べると塩分過多になる。寝ていても喉がカラカラだ。

 体に良くない。塩分の多い牡蠣料理は暫く敬遠しよう。

福島県の工場用地見学会に参加

 12/13(火),14(水)の2日間、県海側の浜通りの自治体で売り出している工場用地12ケ所を見て回った。いずれも発売してから5年超経っているため60%の土地は売約済だった。自治体にとって工場誘致が最大の税収増になるからどこも必死だ。

 私は用地を買う予定はない。今回は「目的は観光」ということでなんとかお許しを願って参加した。

 12/14は福島第1原発の瓦礫になった建物を間近に見た。冷却用電源の断絶が原子炉爆発の原因だった。これは明らかに防災対策の不備による人災である。逆に考えれば「炉の冷却電源だけを確実に通していけば原子炉は安全ではないか」―と思った。

静岡市の「戸隠そば」のもりは旨い

 私は家の近くの品川駅から1時間で着く静岡市によく行く。30代の若い頃は静岡県伊豆半島の海が好きだったが、年と共に東海道の県内の駅ごとの町を歩く方が良くなった。特に知人はいないが静岡県は温暖で明るいから私好みの土地だ。

 地元で主催している徳川みらい学会など3つの会に入って行事ごとに講演会、見学会に参加している。ゴルフに行くよりよっぽどいい。

 なぜだか市内には旨い蕎麦屋が多い。どこも水準が高いのだ。中でも市役所前の呉服町「戸隠そば」のもり(680円)は旨い。いっぱい添えられたネギ。ツユは文句なしに旨い。そばも何故だかいい味だ。呉服町店で他のメニューは旨いと思わない。もりだけがダントツだ。行けばもりをひたすら手繰っている。いい老人の休暇である。

ちなみに「戸隠そば」は市内に3店ある。

神田駅から有楽町駅まで雑談5ヵ所

 山手線神田駅で降りて日本橋大通りを南下する道が私の主たる午後の散歩のけものみちだ。標高が神田の方が少し高いせいか道は緩やかに下っている感じがいい。

12/7(水)は

1、神田駅ガード下のジンギスカン「ヤマダモンゴル」で羊肉の端切れの入ったカレー(700円)で昼食。女店員に「もう少し福神漬けが多いといいんだけどなあ」。無表情で「店長に言っときます」。

2、大通りの甘味処の「瓢箪」でみたらし団子2本とところてん(全部で620円)。店員に町内裏通りの喫茶店のオヤジの悪口をさんざん言う。「あのバカは店に出ている女房に私が話しかけると真っ青になって怒り出す。この前は『出ていけ』と言われた。異常だ」。「そんな風には見えないけど」「ともかく女房のことになると前後見境がなくなる男だ」と私。

3、日本橋のたもとの富山県アンテナショップで奥に置いて直径70㎝、売値200万円の巨大ケイスを2回たたき入口のコンセルジュの机で一休み。「あんたのいい所は私に『出ていけ』と言わないところだ」と褒める。無反応。

4、「東洋」でホットコーヒー(500円)。レジでマネージャー(40代)に「56歳のウェイトレスは元気でいいね」と言ったら「うちのウェイトレスの年を言わないでください」と注意された。「だって本人が俺に言うんだからしょうがないだろう」。

5、有楽町駅南口前のキングサイズ洋品店「グランパック」で店のテーブル席に腰掛けようとしたら「予約客が来るので空けといてください」。いつも話し相手になってくれていた中年女店員は冷たくなった。何も買わないで長居する老人が店の目障りになったようだ。

余計なことをしゃべり続ける午後の散歩は結構面白い。

今日(12/7)から冬支度

  1. 半そでの下着を着た。夏は下着を着ないでYシャツ1枚
  2. ズボンを夏用ポリエステルから厚手のポリに
  3. ジャンバーは少し綿の入っている冬用に
  4. 自転車通勤時に毛糸の手袋をはめた

これだけで充分だ。温かさが沁み渡ってくる。冬の喜びである。

六本木最大級ナイトクラブZEUSUに行った

 天井高7m、300人収容。音響は抜群、黒の網タイツの体格のいい美女がウヨウヨいる。グラス片手の客が密集している。1980年代のバブル期のデスコナイトクラブがまだあった。

 バブルから40年、こっちも34→74歳と年を取って大音響には辟易だ。「いまどきこんなナイトクラブ商売が成り立つのか」と思いながら異空間に見とれた。

 12/2 ファーストビレッジ(FV)㈱クリスマスパーティに行った。FVは若手経営者を支援する会社だ。「1番高い研修費用で1番効果を上げるFV」を標榜している。海のものとも山のものとも分からない若い経営者たちがたくさん来ているところが面白い。連中には「会社は6年続かないと信用されないぞ」と私は言っている。今回の参加費は5.5万円。

早急な取引中止で焦げ付き逃れる

 「支払いサイトを延ばして欲しい」との㈱インドア様の要請に「怪しい」と思い王子段ボール㈱営業1課、高桑学さん(51)は即刻、取引中止した。その後最近になって「インドアさんが倒産した」というニュースが入ってきた。

 高桑さんは「判断が早くて良かった」といっているが、私に言わせれば「赤飯ものだ」。立派な判断の結果、倒産後の売掛金回収という厄介な後始末をしないで済んだのだ。

 営業には2つの使命がある。①売上目標達成と②売掛金100%回収―である。ある倒産会社の売掛金を分解したら80%が回収不能債権だったという。お金が入ってこなかったら材料費、給料は払えない。その会社の杜撰(ずさん)な与信管理の結果の倒産である。

  高桑さんは褒めると伸びるタイプなので私は滅茶苦茶に褒めたい。高桑さん、あんたは商売人だ

本日 2022.12.5 から実名記入にします

折り機機長の梱包技術に驚いた

 当社㈱耕文社加工課のミャンマー人アルバイトのアウンさん(45)が自分の折り機で折った製品を片っ端から梱包していた。その速さと梱包の美しさに私は目を見張った。

 折り機の排出口の横の台で梱包をやるから製品の移動距離はゼロ。みるみる梱包された製品が積みあがっていく。これぞ効率UPの好例である。アウンさんの梱包技術を知らなかったから私たちの驚きも大きい。

 アウンさんに耕加工課①折り機機長と②梱発担当をお願いすれば梱発人員を1人減らすことができる。