小雨の中、自転車で品川区の武蔵小山商店街にお好み焼きを食べるため㈱耕文社から15分かけて行った。
私は葛飾区生まれだが粉もの料理が好きだ。お好み焼き、たこ焼き、明石焼きなど。いずれの料理も関西の歴史が詰まっている気がする。「日本の文化は西から来た」という偏見を私は持っている。
武蔵小山商店街の2Fの広島焼き屋に入ったら「うどんかそばか」聞かれた。反射的に「うどん」と応えたが、祭りでテキヤが作った広島焼は中身は全部キャベツのはずだった。「テキヤはうどんなんか入れないぞ」と言ったら、年取った料理人は「あっちは偽物だ」という。
雨に濡れながら遠出して来ただけにうどん入りの広島焼は旨かった。関西出身の当社社員に言わせると「そば入りのそばは中華麺だ。麺入りは焼きそば、焼きうどんと言った方がいいのではないか」。
これで課題ができた「どこのお好み焼きが旨いか」追究の旅に出ることになる。私はますます忙しくなる。