高齢社長の仕合わせな日々 134 | 2023年1月12日

増加する無版印刷

 オフセット印刷はPS(アルミ)版に画像を焼き付けて大量印刷するシステムだ。近年は出版物、チラシ、パンフレットが必要なくなった。伝達手段がスマホ、パソコンに置き換わったからだ。

 そこで脚光を浴びてきたのがオンデマンド印刷だ。PS版を使わずトナーから色を転写するからデータから直接印刷が出来る。無版印刷である。無版印刷は①小部数はコストが低い②10分で印刷できる―という利点がある。

 ㈱耕文社はこの流れに乗りやすい体制にある。

  1. ここ10年オフセット印刷機を買っていない。
  2. 印刷機機長は自主保全で今のオフセット印刷機を更に25年使っていくつもりでいる。
  3. 使わない設備は直ぐ廃棄する社風がある。

 不良資産を持たない身軽な耕はアイデア次第でマーケットの需要を大きく取り込むことができる。これからが「わが世の春」である。兜の緒を締めて時代に向き合っていきたい。