銀座5丁目の老舗洋食店N亭の昼食でビーフシチューを食べた。これがひどい。牛肉の塊が3つあるだけだ。肉は固いし香りもない。私としては珍しく1つを残してしまった。
この店のウリは昭和8年創業だ。銀座のど真ん中の洋食店であれば誰でも魅(ひ)かれる。50席のうちこの日の昼客は4人。オープンキッチンでは6人が何をやっているのか分からないがしきりに動いている。従業員の話では店の場所は2回かわった、オーナーは3人目だという。TDB資料はない。私だったらこういう店の経営には手を出さない。
王子段ボール㈱は創業75年、㈱耕文社は70年だ。社歴の長さを言っても効果ゼロで、かえって社員の気が緩むだけだ。そこで王耕は2021年9月「ベンチャー宣言」をした、両社は「老舗どころかベンチャーである」「社員のアイデアと汗でお客様の共感を得ないとつぶれてしまう会社です」と訴えた