月: 2023年8月

品川駅コンコースで熟睡する若者

 夏の風物詩である。

 8/30 5:30 JR品川駅広いコンコースの真ん中で若者が口を開けて眠っていた。「毎度のこと」として通行人は避けて先を急いでいる。私もニヤニヤしながら「俺もこんな風に熟睡したい」といつも思う。冬の寒風が吹き抜けるときはこういう輩はいない。

 眠ることはいいことである。私は会社で眠くなると床に段ボールを敷いて眠ることにしている。眠るのは20分内。それ以上だと夜眠れなくなる。

 机にうつ伏せになって眠るのはダメだ。姿勢が良くない。社員にも就業中であっても段ボール仮眠を推奨しているが、実行してくれるのは社員の5分の1の10人ほどだ。

 眠気と闘いながら仕事をするのはくだらない。サッサと段ボール仮眠を取る方がよっぽど効率が上がる。

日程が確定して気持ちいい

A, 名古屋まで行くのが面倒だ。やめようか

B,  1日に2件も予定が入ると窮屈だ

C,  たいした会じゃないからキャンセルするか

D,  同じ日に近場の会があるからそっちにするか

 頭がごちゃごちゃだと収拾がつかない。「まずは1つずつ確定して行こう」と5時間かけて今後2か月間の予定を確定した。

 主催者に電話したりしているうちに構成が固まってくる。行事があることはありがたいことだが日程が重なると途端に迷いが出る。「どっちにしようか」。

 手帳をスカスカにしておかないと、どうも頭が回らなくなる体質のようだ。

 今回のポイントは日本政策金融公庫全国大会だ。この参加を懇親会だけにして前後左右の催し物の参加・欠席を決めていった。とりあえず今後 2ヵ月の参加・不参加を相手方に表明したことで、これで変更なしだ。これを基準に毎朝、1日を組み立てればいいのだ。

参加者減った笑い学会全国大会

 京都市の女子大で開かれた日本笑い学会(本部・大阪市)全国大会に8/26・27参加した。参加者はコロナ前と比べると半分以下だったが、盛沢山の演目を楽しんだ。

  • 顔師(京の舞妓、芸姑の化粧をする人)の解説
  • 京都宮川町の舞妓、芸姑へのインタビューと踊り
  • 大阪のお笑い番組の制作者4人のパネルディスカッション。
  • 個人の成果発表が15本

 これだけの演目を3,000円で楽しめるのだから安いものだ。

 笑いとは難しいものだ。全国から集まった参加者は何とか周りの人を笑わそうとするのだが、何となくぎこちない。1点だけこれらの人に共通点は「声が大きい」ことだ。言っていることが聞こえなければ、笑いもへったくれもない。

 この不器用で声だけ大きい人の集まりはやはり面白い。

CEO倶楽部社長から初電話

 宮本社長の電話の趣旨は「渡辺さんの退会メールに驚いた。自分は電話は嫌いではない。連絡はメールを使わないで電話でやっている。今まで渡辺さんに返電しなかったのはたまたまで、今後はすぐ返電する」声はかすれ芝居じみた宮本さんのお詫びの電話に私はCEO退会を撤回した。

 CEO倶楽部はベンチャー企業を集めて月3万円の会費で勉強会、懇親会を開いている。75歳の私は会員最高齢だ。見たことのない華やかな青山・六本木の会場での催しに私は刺激を受けてきた。 

 30・40代の若い社長は生意気だが、それさえ我慢すれば面白い倶楽部だ。

 兎も角返電をよこさない輩には鉄槌を加えていく。それを聞かない人間とはお別れする。

衣料品のトラヤが閉店

 静岡県内25店舗と周辺地域で住民に親しまれていた衣料品のトラヤが9月末までに全店閉店する。県内の女店員から聞いてびっくりした。

 私の靴下は全部トラヤで買ったものだ。安くて丈夫な商品があるので地元では人気の店だ。それがなぜ。がっかりという他ない。

 中小企業が商売を止めるのはよくあるケースだ。なかでも誰にも迷惑を掛けずに清算して止めるのは立派なことだ。トラヤも立派な止め方であるが、やはり「惜しい」。

 町からトラヤがなくなるのは寂しい。

メールは読まない。電話は聞く

 私は電話中心の生活をしている。着電があればすぐ返電、正体不明者からの電話にも返電をしている。返電は事態がよく分かるのと問題解決が早いので便利だ。

 メール中心の人達とはペースが合わない。事態が理解できないことが多い。

 8/22も静岡銀行(静銀)のコンサルと静岡県内で会う約束をしていた。ところが来ない。コンサルは「メールを送った」というが、意味不明の文章で、こちらはまともに読んでいない。私の携帯の電話番号もお知らせしていた。

 来ない理由は①私の普通預金が法人でないから②相談のテーマが不明確だからーとかだった。「何故電話してこないのか。テーマは電話でいくらでも確認できるではないか」と本人に言ったが50代の静銀コンサルはコンサルしない理由を長々としゃべる。

 「コンサルが相談者と会いたくなければ商売にならないだろう」と言ったが暖簾に腕押しだった。「あんた、静銀を退職しなさい」が私の結論だった。

 静岡県から帰宅すると、コンサルの上司が持ってきた菓子折りと名刺がドアの前に置いてあった。上司は「お詫びに」と私からの電話の後すぐ静岡から品川の私の自宅に来たのだ。上司の誠意は理解したが、コンサル本人の処分をすべきだ。

 メールだけの人間は会話しないでビジネスをやろうとする。これは会社として絶対禁止すべきである。

ポイントはビジネスモデル

 ベンチャーのビジネスモデルを理解するのは大変だ。AI、ORなどの説明から言われると皆目外枠さえも見えない。

 要は「何で儲けるか」である。社長からゆっくり1時間ほどかけて話を聞かないと分からない。

 先週、不動産をフランチャイズで売買する会社の集会に出た。60人が狭い飲み屋でピザを食べながら酒を飲む会だ。ほとんどがフランチャイジー(加盟者)でフランチャイザー(加盟店本部)が対等の関係にある加盟者と良好な関係を持つための飲食会だ。会費は3,000円でフランクな会という印象だ。

 分からないのは加盟者がどうやって物件を集めるかだ。「月によって収入はとんでもなく差がある」「加盟者になっても食べられないので他でアルバイトしている」。

 加盟者を生かさず殺さず希望を持たせて運用するのが加盟店本部の腕らしい。

 3人の加盟者に根ほり葉ほり聞いてみたが、結局分からなかった。参加者は皆元気だ。なんで元気なのか分からない。不動産業界なので次からは参加しない。

演者の○✖は時間通り終わるかで決まる

 作家の安部龍太郎さんの講演会が静岡市市民会館大ホールで開かれた。テーマは「徳川家康の生き方」である。NHK大河ドラマでは「どうする家康」をやっており、静岡市内の目抜き通りには「どうする家康」の垂れ幕があちこちに下がっている。私はこの後講釈的ドラマは見ないし家康にもいささかうんざりしている。

 安部さんの講演は14:30に始まり16:00に終わる予定だった。家康に興味のない私は講演中は眠っていた。「ハッ」と気づいて目を醒ますと広い会場のデジタル時計は丁度16:00を指していた。と同時に「これで私の話は終わります」と言って安部さんは演壇を後にした。

 見事な終わり方である。講演内容はほとんど記憶にない。しかし、この終わり方に安部さんの品格を感じた。

 「話は戸をバタンと閉めるように終われ」と言われている。将に安部さんはバタンと閉めて姿を消した。私には快感が残った。

ロールスロイスの夢

 ホテル・ニューオータニの弁慶橋からの入り口にロールスロイスのショールームがあった。余りの豪華さに中に入って販売会社コーンズの女社員の説明を受けた。ここにある10台はすべて中古車という。価格は2,200万円~6,700万円。新車を買いたければ発注してイギリスで作るという。最新モデルだと1億円はする。

 「こんなにデカイと駐車に困るでしょう」「運転手がいますから」「2人乗りのスポーツタイプはどうするのか」「それはケースバイケースで」とはっきりしない。

 昔茨城県の潮来CCに通っていたころ、ゴルフ場社長の糸山英太郎さんはロールスロイスでゴルフに来ていた。ところがベンツに代わった。理由は「あの車は目立っちゃっていけねー」だった。

 兎も角使い勝手の悪い車だ。私は10台の車を見てそれぞれの後部座席に座った夢を見た。

ベトナム女デザイナー(28)と会話弾む

 新幹線が台風7号で運休のため熱海から東海道線に乗った。隣の女が「この電車、東京駅に行きますか」と聞いてきた。仙台の印刷会社に勤めているという。それから話は盛り上がり私は名刺を渡してしまった。

 ホーチミン市(昔のサイゴン)の北隣の町出身だ。8人兄弟の7番目で伊豆の国市のホテルに勤めている妹を訪ねての帰りという。彼女は一方的に喋ったのではなく、私の質問に正直に応えてくれたのだ。

 向かいの椅子に座っている乗客には私たちは一緒に旅行している男女に見えたことだろう。私は品川で先に降りたが飽きることのない電車行だった。

大日本印刷が目指す4商品

  1. リチウムイオン電池用バッテリーパウチ
  2. 用光学フイルム
  3. 有機ELディスプレイ製造用メタルマスク
  4. 写真プリント用昇華型熱転写記録材

 ひっくるめて言えば「工業用部材製造業」に転換して行くということだ。従来のオセット印刷機で紙に印刷する商品は消えている。

 北島義斉(よしなり、58歳。5年前に社長就任)さんの方針だろうが、今の義斉さんの使命は株価の維持と1万人余の社員を食べさせて行くことだ。

 そのための方針と実行であるならば私たちは否定できない。しかし「どういう会社になりたいのか」が分からない。「工業用部材製造業に変身して行く」では何となく格好悪い。

PC 切ると聞こえるポケットラジオ

 ラジオ体操を聞くため6:30にポケットラジオ(PR)の電源を入れるが聞こえない。凄い雑音でかすかに聞こえる体操のメロディで体を動かしていた。

 昨日、PC(パソコン電源)を入れる前にPRスイッチONしたらNHKが鮮明に聞こえた。「なーんだ、PCの電波がPRを邪魔していたのか」と分かった。これでPRを廃棄しないで済んだ。これからも使える。

 ちょっとした気づきは生活を明るくする。生きる張合いを与えてくれる。大変な特効薬だ。気づきを与えてもらうには「前提条件を変えていろいろやってみる」ことだ。

膨らむ耕工場労務費

 7月の耕損益表を見ると耕工場労務費が単月で300万円、率にして15%増である。由々しき事態である。

販管費の人件費は25万円増で穏当な増である。

 工場課長にすぐ手を打たせる。

オンデマンド印刷売上比率が急上昇

 印刷業者は今、印刷手法の違う①オフセット印刷、②オンデマンド印刷の2つの印刷機を使っている。

 従来主流のオフセットは注文が激減している。オンデマンドは少しずつだが売上を増やしている。耕のオンデマンド比率は、前年は3%だったのが今年は10%と急激に増えた。

 耕にとってどちらの印刷機で印刷してもいいのだ。付帯する加工がどんなものであろうとオフかオンデで生産工程は区別する。

 過去、印刷技術は高精細印刷、FM印刷などが出て「新しい技術」として迎い入れられたが流行の波は直ぐに静まってしまった。オフという範疇の中での新技術であった。

 しかし、オフの受注減は確実に続くし、オンデの売上増は微数ながらも続く。そんな前提条件のもとに細かい施策を実行していけばいい。楽なものである。

スーパーのカード独力で設定

 五反田のスーパーのポイントを貯められるカードの設定に挑戦した。QRコードから入るがどうも上手く行かない。1週やり続けてやっと終わった。それなりの達成感はあった。 

 ITは自分でやらないとダメだ。苦労して自力で完了すれば習得したことになる。他人が手際よくやるのを眺めていても何も得られない。

 スマホが好例だ。アドバイザーに2週に1回レッスンを受けているが反復操作しないからなかなか身に付かない。

 「IT は自分でやり切る」を前提にする。

3S箇所示すと完璧に終わらす管理課

 耕管理課の3S大会のbefore―afterは毎月ラックの中身の並べ替えだった。余りに芸がないので成瀬課長代行に①壁側の本棚のもの半分、30ほど小引き出しのある収納事務用品を半分にするようお願いした。

 驚いたことに4時間後には2か所の捨てる作業は完了、本棚、30の小引き出しはスカスカになっていた。全員で捨てる作業をやったという。管理課員の機動力に私は2の句を告げられなかった。

 管理課員は気が付かなかっただけだ。一旦「ここをやる」となったら手際よく3Sをやる集団なのだ。

日本製紙が物流改善

 倉庫配置、保管見直し、トラック待機削減に日本製紙が乗り出す―という日刊工業紙の記事があった。言うまでもなく物流改革は重要な改革である。できれば1年中連続して改革しなくてはならない重要事項だ。

 日々改革すると新しい状況が見えてくる。そのうえでまた新しい改革を上乗せしていくと急激に効果が出てくる。

 不合理な物流ほど無駄なものはない。ドライバーは決められたルールの下に日頃のルーチン運送をやっている。無駄と思っても改革できない。全社挙げて物流改革に臨めば利益はうなぎ登りに増える。

 王子製紙に比べ利益出しはかなり遅れている日本製紙だが物流改革を機に利益を増やす日本製紙に変貌していくかもしれない。

虎ノ門ヒルズ超えた上海オフィス

 ジェイコムのアジドラで放送されている中国現代ドラマ「可愛い秘書には野望がある」を見ている。面白い。投資会社で働く女の物語だ。

 上海万博2010年の時1度だけ上海に行ったが、当時目についた傾いた密集民家の映像は出ない。とんでもなく洗練された高層ビル街だけが舞台だ。

 登場人物はロールスロイスに乗っている。社長室はガラス張りで耕営業部位有る。あくまでドラマであるが中国への認識を変えざるを得ない。

 登場する役者と脚本がいいからつい見てしまう。夏の夜の小さな楽しみだ。

夏はカレーに限る

 このところカレーばかり食べている。14億2,860万人のインド人が食べているのだから間違いない食べ物だ。スープカレーのイギリスカレー、甘い香料の入ったものは苦手だ。

 ナンも好きだ。千切りながら小麦の香りを嗅いでいると異国情緒が湧いてくる。

 よく行くのは神田駅北口歩いて6分の所にあるジンギスカン料理のヤマダモンゴルの700円カレー、チェーン展開しているターリー屋(目黒店)のカレーだ。

酒は百害あって1利なし

 7/22(土)の日経に載っていた。 

 「適度の酒量は健康にいい」と言われてきたが、最近はそれを打ち消す研究結果が多く出てきた。結論としては「酒は1滴でも体に害を及ぼす」である。

 記事によれば、ガン、心蔵疾患、脳血管障害あらゆる重大な病気は酒が原因で発症する。日本人の5%は酒を全く飲めないという。この人たちこそ最善だそうだ。

 長年私は「酒は体にいいはずない」と思ってきただけに、自分の予想を裏付ける記事に「ホッ」としている。

 しかし実際、私は4日に1回はサッポロビール中瓶かウイスキィーの水割りを飲んでいる。自己責任である。この生活習慣でどうなるかは本人も分からない。体の調子がいい時は笑顔で飲酒するだけである。