月: 2023年9月

直請け1点集中で乗り切れ

 耕営業部で「直請けから受注しないと先がない」という結論に至った。であるならば部員が直請けに集中できるような環境を作ればいい。3課長がアイデアを振り絞って耕営業部は「受注は100%直請けから」の体制を作るべきだ。

 だが「自分で体制を作る」という意欲が感じられない。どうしていいか分からずただウロウロしている。いい案があったら、それに飛びつくぐらいの覇気が欲しい。

 9/28(木)に課員ごとのお客様直請け・下請け分別表に赤字を加え、3課長の箱に入れて置いた。しかし翌朝修正を完了している課長は2人だった。稲嶺課長はやっていなかった。

 お客様は直請け1本でやって行くなら、まず表作りから始るべきだ。しかしその足並みがそろわない。

 かくなる上は私が細かい指示を出してやって行く。例えば「この表の修正は本日中に終え、私の箱に入れて置く」と言った指示を書き加える。将に手取り足取りである。

全体朝礼資料の修正、王は完了

 王の全体朝礼資料の修正が9/27完了した。資料は個人・課ごとの1ヵ月の成果をまとめたものだが、この表が分かり易いものでないといけない。各個人が自分の立ち位置をはっきり確認できる資料にしないといけない。

 資料が分かり易ければ社員1人1人が自分の修正点を理解して翌月実行してくれる。意味不明の資料だと全く効果のないものになってしまう。

 資料1つで目標管理ができるのだから効率がいい。王は第1段階完了した。次は耕である。

耕内職場を3S(整理、清掃、整頓)した

 2023.9.26 10:30 出勤していた4人の場内内職と私ら役員2人の計6人で内職スペースの3Sをした。まず水の入ったバケツ、電気掃除機を用意して、捨てること(整理)から始めた。

 要らない紙が出るわ出るわ。よくぞこれだけ貯めたものだ。

 内職のおばさんたちは次第に3Sに熱が入りテキパキとやってくれた。おかげで予定時間の半分の20分で完了した。

 私が連呼したのは「捨てられないおばさんになったらお終いだよ」「捨てられないおばさんになったらお終いだよ」。「渡辺はまた下らないこといっている。頭に来た」らしく内職の3Sの手は更にスピードUPした。捨てた紙は1㎥の大きな廃棄袋2つ。

 20分後、内職4人と私ども2人の顔は小さな達成感を味わったせいか明るかった。

錦戸部屋祝勝会

 錦糸町のホテルで開かれた錦戸(元水戸泉)部屋祝勝会に参加した。現役トップの十両の水戸龍(モンゴル)が今場所7勝8敗で負け越した後の祝勝会なのでもう1つ盛り上がりに欠けた。参加者も4年前の前回の半分の70人ほどだ。

 今年春、水戸龍は幕の内にいたので「幕の内で取った時はどうだった」と聞いたところ「窮屈で楽しくなかった」と。「幕の内に慣れて頂戴」と言ったら顔をしかめていた。正直なのだが愛想の無い男だ。

 「相撲を辞めたら運送業に行く」と言っていた若い力士は退職届を出した後、サッサと運送会社に就職した。錦戸部屋で十両だった極真道(31)は昨年引退して今は故郷の大阪にいるという。

 まだ若いのだから大相撲の世界と離れて第2の人生に入るのは悪くない。

よく歩かされた1泊研修旅行

 日本政策金融公庫営業1部の4年ぶりの1泊旅行会9/22-23に参加した。栃木県下野(しもつけ)市の制服製造工場を見学して大谷石採石跡地、24㌶の竹林などを見て回った。

 集まった公庫融資先27人はいずれも元気で大いに缶ビールを飲み、大声ではしゃいでいた。私は缶ビール1本で充分だった。参加者が元気だったのではなく、元気だから参加したともいえる。

 なかでも梱包機製造会社ストラパック(株=TDB評点64)名誉会長の下島敏男さん(89)は私より足腰がしっかりしていた。私(75)は下島さんの次の高齢者だった。

 こういう会だと他社社長との会話が面白い。底抜けに明るい婿さん社長や自分のことを喋らない陰険な男やそれぞれ違う。それを黙って観察して人物判定する。1人大柄な真面目そうな男がいたが「あれは中身がダメだろう」が私の判定だったから話し掛けなかった。

 金庫製造会社が「商売止める」と言った。とくに追加質問しなかったが、倒産ではなく誰にも迷惑を掛けずに会社清算することは「立派なこと」と私は思っている。

 公庫の当社担当課長が「お金を借りて頂戴」というので「75歳になると投資意欲は減退したままです。新規借入なんてとんでもない」とお応えした。

 ともかくよく歩かされた旅行だった。クタクタになって帰宅した。

品川区に能楽堂があった

 品川区上大崎4-6-9 公益財団法人14世喜多六平太記念能楽堂で9/20東京商工会議所品川支部主催の視察会に参加した。

 「品川区にこんなに立派な能楽堂があったのか」が第1感だった。1階が306、二階が79席の大劇場だ。舞台の屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で実に綺麗に(ふ)いてある。これだけの舞台があるだけで区民は自慢できる。

 次に思ったことは①どんな資金で作ったのか。②月の収支は如何ほどか―金のことばかり考えてしまった。

 青年能楽師5人が「はしとみ」を舞ってくれた。堂々たる舞だがやはりあのペースにはついていけない。

 喜多流には38人の能楽師がいるが「この人たちは食べて行けるのか」と私の考えることはお金のことばかりだった。

見た目はいいが頭の中はバラバラ

 最近こういう人によく遭遇する。3言ほど会話すると分かる。「こりゃダメだ」「話すだけ無駄だ」と思ってしまう。

 1例は健康体操を指導している75歳の婦人の娘(40)と息子(37)だ。御2人ともスタイルはいいし立派な目鼻立ちをしている。いわゆる見栄えのする男女だが会話はどうもちぐはぐだ。

 「こんな立派な子供たちが何で健康体操の普及をしなければいけないのか。第一食べて行けるのか」と思った。

 2例目は出入りの業者さん。私の所にあいさつに来た時「これはダメだ。ピントが外れている」と思った。風采はいいし言語明瞭だが、どうもおかしい。

 案の定機械の操作説明に来てもらったのが、別の機械のプレゼンテーションを30分やってくれた。要は「自分がなぜ呼ばれたか」。ポイントが分かっていない人には話をさえぎってでも話を軌道修正させる必要がある。

 見た目で80点、話してみると20点という人が多い。これも人生経験の1つだ。その時の動作は ①まず、お試し会話をしてみる。②20点の人には近づかなければいい。

 長生きしているとまだまだ学ぶことがある。

ピント外れの説明に憤慨

 オフセット印刷機インキコントロールシステムを500万円で更新した。60代の販売店社員が説明に来て30分喋ったがサッパリ要領を得ない。

 「将来2段階の追加設備が必要だ」などと機械のプレゼンテーションをやっている。すでに当社購入済みのシステムの動かし方、効果の実演はゼロだ。「この馬鹿」と思いながら30分我慢した。

 この日の再発防止策としては、途中で遮って、話してもらいたいことを再度私が言う必要があった。販売員も「ハタッ」と気づいて方向転換しただろう。

 結局、機械操作の実演ゼロで、販売員は「上手く説明できた」との満足した表情で帰って行った。これでは両社不幸のままである。

 結論は60代の販売店社員を呼びつけて再度システムを動かしながらの説明させる。

かご台車は物流の基礎道具

 東京ビッグサイトで開かれている国際物流展に行った。金曜というのに大変な盛況だった。私の印象は「かご台車に関連するプラスα製品」が多かった。例えば台車の床を上げたり、自動で線上を動くシステムなど。

 かご台車とは、開口部以外の3面がパネルで囲まれているキャスター付きの運搬用台車(カゴ付きの台車)をいう。古典的物流道具であるため王子の近くにあるヤマト運輸の広大な倉庫には何百台とあるかご台車がフルに動いている。宅配営業所にはかご台車だけで荷の分別しているのが見える。

 そう広くない物流スペースしかない王耕ではモーターで動く牽引車は必要ではなく、人力でかご台車を動かすだけで充分だ。

 王の菅原さんに「かご台車を買増す気はあるか」聞いたら「今の台数で充分だ」との回答だった。

 かご台車の有用性を再認識できただけで物流展に行った甲斐はあった。

見知らぬ71万円引き落し連絡

 エムアイ(三越&伊勢丹)カードからの手紙で71万円の引き落し予定が来た。身に覚えのない金額に驚いて問い合わせたところ原因は①私が暗証番号を他人に教えた②ランダムに数字を打ち込んでたまたま当たったのが私のカードということが考えられるという。

 カード会社はよくあることらしく応対した女社員は落ち着いたもので「引き落しはしない」と言ってくれた。

 そもそもデパートのカードを持っているからこういうことが発生する。                                                                                                                                                             「君子危うきに近寄らず」である。電話でカード解約を伝えた。

幕内下位でいい相撲取る元大関

 スポーツで1番好きなのが大相撲だ。NHK午前3時45分からの名古屋場所ダイジェスト版は小気味よく、力の入った技には思わず声が出る。叩かれて自分から砂被りに飛び込んでいく玉鷲の後ろ姿は腹を抱えて笑った。深夜とはいえ私にとっては忙しい時間だ。

 注目するのは元大関の御嶽海、正代だ。平幕に陥落してから相撲を伸び伸びととっている。そこで押しの強さがちらッと見えると「いい所見せるじゃないか」と私は手をたたく。

 上位にいるかの問題ではない。今日の相撲をどうとるか―が重要だ。力士が普段通りの相撲を取っている姿に私の気持ちは和んでくる。番付ではない。最も気楽に相撲が取れる番付で長くやるのがいい。

 仕事も同じだ。習得した技術で会社に貢献できればいい。技術が増えれば貢献のレベルが違ってくる。また次のレベルで気楽に貢献すればいい。無理することはない。

奈美悦子は捨てることばかり考えている

 9/5の耕工場3S大会のBefore-afterの写真を見て感心した。荷が半分になっている。3Sの趣旨はまず捨てることにある。ゴミ工場で横のものを縦にしても3Sにはならない。ものを半減してスタートするのが3Sだ。

 今回の寺岡さん主導の耕工場3S大会は、初めて第1の動作(捨てる)を完璧に終わらせた後の清掃・整頓だった。

 これには日頃から「何か捨てるものはないか」「何か捨てるものはないか」という目で見る必要がある。タレントの奈美悦子はこの手の性格で自宅に物はないという。とても優秀な人間である。

 捨てて悪いことは何も発生しない。まず捨てることで次の世界が開けてくる。

3Sとは

1整理徹底して捨てる。捨て切る。
2清掃一番汚い所・手の届かない所を、濡れた雑巾で拭く。
3整頓種類別に、水平・垂直に並べ直す。

タッチペンで入力大幅短縮

 品川区東五反田2のスーパーfoodiumのカードを紛失した。このイオン系スーパーは買った物を自分で集計する機械が多いためwaonカードが必要だ。

 1枚目は作るのに入力が上手く行かず完了するまで2週掛った。2回目はQRコードの設問に答えるのに15分で完了した。なによりもタッチペンでやったので正確な印字ができた。

 こんなことが1人前にできると小さな自信になる。

懲戒にせず

 昨日の伝言板に安武印刷課長の計上に「消費税10%乗せたものがあった」という澤本工場長のコメントが書き添えてあるのに対し私が「懲戒にしろ」と書き加えた。

 よく聞いてみると仕入れ品1点の価格に消費税を載せた額を記入したことだった。私は印刷課売上に消費税上乗せしたものと解釈して「懲戒にしろ」と追記した。

 仕入れ品の計上は消費税抜きでなければならない。今回の消費税プラス記入は単なる勘違いである。安武課長に悪意はなかった。よって私の「懲戒にしろ」は撤回する。

オフセット印刷の減少本格化

 月300万円のオフセット印刷の売上があった製薬会社さんから「これからはオンデマンド印刷でやる」と通告してきた。

 オンデマンド印刷とはコピー機の延長のような印刷機だ。①1部でも印刷できる。②必要な時に必要な部数が印刷できるから在庫が要らない。このような利点から製薬会社さんはオンデ印刷を選択された。

 耕文社にとっては年3600万円の売上減だが「これも時代の流れ」と受け止めている。ではどうするか。

 大まかに言えば「オンデ印刷物の受注を増やす」だ。確かに売上構成はオンデ印刷は前年3%だったものが今年は10%に伸びている。伸びた分はマニア向けシール印刷の受注がほとんどだ。マーケットとしてははなはだ心もとない。

 社会が必要とする大道(たいどう)の製品を製造したい。オフセット印刷減少に対する具体的対策は出ていない。具体策に行き着くまでが、私たちの知恵の出し合いゲームだと思っている。

対策決めるのはゲームだ

 耕文社の8月の売上が前年比10%減った。それに伴って工場(制作課、印刷課、加工課)の課別損益は軒並み悪化した。

 早速営業課長を集め対策会議を聞いたが売上目標未達の伊野、稲嶺2課長から確信の持てる回答はなかった。「これはどうだ」「あれはやる価値はあるか」。アイデアの出し合いをやりたいのだが当事者からは案は出ない。

 「まず、これから始めよう」でともかく課長がやるべきことを決める。たとえば、思い付いた対策を2項書いてくる。そして毎翌朝2つのやるべきことが「完了したか」の会議を開く。15分ほどの会議を毎朝やって行くことで対策が少しずつ明確になってくる。

 ポイントは、会議は15分内にすることだ。15分内であれば課長も耐えられる。対策への意欲が折れなくて済む。対策が半歩進んだような気がし出せば大成功だ。こんな呼吸で対策が出来上がってくる過程は面白い。

 要約すると

①まず対策に着手する。着手は見当外れでもいい

②着手の結果を確認する。次の着手を決める。

 こうなると朝の15分課長会議がゲームになってくる。

スマホナビで初めて目的地着

 港区魚籃坂下から同区麻布台の東京アメリカンクラブまでスマホナビで9/1 初めて到着した。徒歩30分かかったが言うに言われぬ達成感に浸った。

 グーグルナビが分かりにくかったのでyahooナビに替えての快挙である。「習うより慣れろ」と言われているが、1回成功すると「この手順でいいんだな」と妙な自信がつく。それがいい。

 クラブでの会合はベンチャー企業を起こした生意気な連中の集まりだったが、参加者の非礼さも気にならなかった。何故ならスマホナビを使いこなせるようになったのだから。

 腹も一杯になったことだし帰りはタクシーで自宅まで一目散。料金は丁度2,000円だった。