高齢社長の仕合わせな日々 273 | 2023年9月6日

オフセット印刷の減少本格化

 月300万円のオフセット印刷の売上があった製薬会社さんから「これからはオンデマンド印刷でやる」と通告してきた。

 オンデマンド印刷とはコピー機の延長のような印刷機だ。①1部でも印刷できる。②必要な時に必要な部数が印刷できるから在庫が要らない。このような利点から製薬会社さんはオンデ印刷を選択された。

 耕文社にとっては年3600万円の売上減だが「これも時代の流れ」と受け止めている。ではどうするか。

 大まかに言えば「オンデ印刷物の受注を増やす」だ。確かに売上構成はオンデ印刷は前年3%だったものが今年は10%に伸びている。伸びた分はマニア向けシール印刷の受注がほとんどだ。マーケットとしてははなはだ心もとない。

 社会が必要とする大道(たいどう)の製品を製造したい。オフセット印刷減少に対する具体的対策は出ていない。具体策に行き着くまでが、私たちの知恵の出し合いゲームだと思っている。