錦糸町のホテルで開かれた錦戸(元水戸泉)部屋祝勝会に参加した。現役トップの十両の水戸龍(モンゴル)が今場所7勝8敗で負け越した後の祝勝会なのでもう1つ盛り上がりに欠けた。参加者も4年前の前回の半分の70人ほどだ。
今年春、水戸龍は幕の内にいたので「幕の内で取った時はどうだった」と聞いたところ「窮屈で楽しくなかった」と。「幕の内に慣れて頂戴」と言ったら顔をしかめていた。正直なのだが愛想の無い男だ。
「相撲を辞めたら運送業に行く」と言っていた若い力士は退職届を出した後、サッサと運送会社に就職した。錦戸部屋で十両だった極真道(31)は昨年引退して今は故郷の大阪にいるという。
まだ若いのだから大相撲の世界と離れて第2の人生に入るのは悪くない。