月: 2023年10月

満月と木星

 ラジオ深夜放送を聞いていて「満月と木星が西の空に縦に並んでいる」という。

 10/30午前5時、早速マイホームのベランダから空を仰いでみると、月は中秋の名月、木星は惑星とは思えない明るさで浮かんでいる。

 月や星をまともに見ることはない。深まる秋にしみじみと満月と木星を眺めた。

戸塚CCで自主保全教えてくれた人と廻る

 10/26(木)は戸塚CCで開かれた印刷機メーカー㈱小森コーポレーションのゴルフ会に参加した。参加した印刷業者20人で75歳の私が最高齢だった。落ち目の産業と言われている印刷業界だが、とりあえず元気な業者が集まった。

 一緒にまわった菊池秀典双葉印刷社長(67)は8年前、同じ小森ゴルフ会の昼食中に印刷機械の自主保全の重要性を教えてくれた人だ。

 印刷課課員全員で週1回①土で汚れたグリース取り②注油③レンズ拭き―などやっていれば製品不良は出ない。機械も長持ちする―という。一緒に食事をした小森の部長も「全国的に自主保全をやっているところは故障が少ない」と後押しした。

 以来私は耕文社で菊池さんと同じことを言ってきた。現在では自主保全は定着して印刷不良は出なくなっている。自主保全は制作課、加工課、王子段ボール㈱製函課でも行われている。いずれも製品不良は極端に減っている。

 これだけいい結果が出ると自主保全やること自体が楽しい行事になってきている。

もう原発見学は行かない

 名古屋産業人クラブ主催の浜岡原子力発電所 (静岡県御前崎市) 見学に行った。

 入場者に厳重検査をするのばかり目立って前回福島第1原発見学と見学者への手順は同じだった。

 浜岡は休止中だし再稼働の期日も決まっていない。①地球温暖化か②原発の弊害か―を選択する時期に来ている。 私は再稼働すべきと思う。温暖化の弊害は年々大きくなっている。原発の弊害も技術の進歩で解決できると思う。

瀬戸内海・白石島で民俗舞踊見る

 10/20人口300人の島で15人が来て「白石踊り」を披露してくれた。2人が唄、1人が太鼓、12人が踊り―という構成だった。先祖供養の念仏踊りだが活動的な振付に老いも若きも汗をにじませて踊る姿に私の目がウルウルになった。

 今回の2泊3日の旅行は俗曲師・桧山うめ吉(倉敷市観光大使)さんの先導で毎秋開かれている旅行会だ。瀬戸内海の日頃見ることのできないものを見学できる貴重な旅行会だ。

 白石島の旅館・華大樹での夕食は圧巻だった。3尾出た魚は香りある新鮮さは味わったことのないものだった。

板紙比率 日本52%、米国67%

板紙52=段ボール、梱包材

48=商用紙,ティッシュ、トイレ紙、手提げ袋紙

 要は段ボールシートの生産が急激に増えて米国では67%、中国では60%近くになっている。日本も段ボールシート生産量は急激に増える見通しだ。ありがたいニュースである。

 年初の私の75歳の抱負は

1、スマホを習得する

2、王子段ボール㈱  売上 300億円 (23.5.20実績5.54億円)

  ㈱耕文社     売上  30億円  (    同      9.66億円)にする

3、若者と同じ速さで歩けるようになる

4、加入団体数を16→20にする 10.20現在25

5、安全第1-である。

 段ボールマーケットが拡大してくれれば「王子段ボール㈱  売上 300億円」の抱負は実現し易くなる。

市井の歌手のお祭り

 新宿区歌舞伎町のボロビルの地下2階で開かれた「新宿サブカルチャー祭」に行った。あまり売れてない歌手が次々出てくる賑やかな会だ。

 好きなことをやり続けるのは大変なことだ。収入が無いのだ。歯を食いしばってやり続ける姿は痛々しい。「見切り千両」という言葉がある。「損切り」ともいう。出してしまった損は諦めてサッサと商売替えするのも1つの手だ。

「儲けて10両」

「貯めて100両」

「見切り千両」

「無欲万両」 

近江商人の言葉だ。これは私の座右の銘である。

「見切って商売替えするがいい」と言う私には商売替えする抵抗感は全くない。

前金のお客様は神様です

 与信が不安なお客様には前金をお願いしている。事前にお金を頂戴していればこんな安心なことはない。

 演歌歌手の三波春夫が日劇の舞台から両手を広げて「お客様は神様でございます」と言った。劇場に来た人はすでにお金を払って切符を購入してくれている。前金のお客様である。三波春夫が神様と言った理由はそこにある。

前金のお客様比率
2023
10.12
王子段
ボール
耕文社
前金17236
お客様数927895
比率18.50%4.02%
目標比率20%5%
渡辺

 商売の世界も同様である。今日の結論は「前金のお客様をもっと増やせ」だ。信用不安のお客様でも前金でお支払いしてくれる人は神様だ。

9月損益表の再説明した

 課の①経常利益の対前年比減は赤字表記

   ②利益目標達成は利益数字を太径で囲む

ルールを作って10/11耕社員に説明した。

 物事は○✖をはっきりさせなければいけない。特に利益管理は会社の最重要項目だ。私たちは利益を増やすためにあらゆる努力をしている。その1ヵ月の結果が○であったか✖だったか全社員にお知らせしないといけない。 

 こちらが力を入れて発表すればするほど社員は利益結果に目を向ける。明確な評価はこちら側の簡単な動作だ。結果を重視しなければ翌月の改善に繋がらない。

 これからは毎月「これでもか」「これでもか」と各課ごとの経常利益数字を大声で評価する。

CM(カッティングマシン)周りを3Sした

 耕3F の制作課、デザイン係、CAD・設計グループのCMの周りを5人がかりで3S(整理・清掃・整頓)した。

 PPを貼った用紙は資源回収業者は引き取ってくれない 。型抜きした後の用紙や余丁として保管していたシールなど不要物は捨てに捨てた。

 グループ長の富吉孝洋さん1人では捨てる動作までは手が回らない。我々が手を貸すことで廃棄はスピードをもって完了した。終わればいいのである。ものが無くなった風景が目に焼き付けば担当はそれ以下の状況は作らない。

 目に付いた乱雑場所を1ヵ所ずつ3Sして行くのは面白い。3Sが完了すれば生産効率は必ずUPする。3Sされた職場は気持ちがいい。明るい気分で作ったものは不思議なことに間違いなく良品である。

コース整備やって会員権相場5倍

 大利根CCに行って6年間社長を務めた田邊義博顧問と雑談した。「以前は200万円台だった会員権が1,150万円だ。その理由は何か」。「一言で言えばコース整備をしたためだ」「私らはそんなにコースが良くなったとは思えない」。

 「一方的に整備に力を入れてきた。フェアウェイの芝もはげているところはない。見ている人は見ている。それらを評価してくれ会員権相場は上がった」「成程、基本的なことをコツコツやってきたのですね。私も田邊さんのやり方から学ばなければいけない」と2人して破顔大笑。

 田邊さんは東京ガスで執行役員を務めた後、大利根CCの社長に就いた。地味な人だが腹に一物持って大利根を改革してきた。だいたいこんなものである。腹に基本方針を持って臨む人は成果を出す。持っていない人間は何も残さない。我々会員は田邊さんから恩恵を受けた。

 王耕は馬鹿みたいに3S(整理、清掃、整頓)をやっている。見る人は見ている。そうすると不思議なことに労せずして王耕は増収増益になる。

自由が丘で小学校平日クラス会

 10/5(木)世田谷区立等々力小学校6年3組のクラス会に参加した。場所は東横線自由が丘駅南口にあるイタリア料理「LATTE GRAPHIC」、2時間飲み放題で会費は4,500円。

 クラス43人のうち11人が参加した。75歳ともなると皆さん無職、小学校の交通整理とか畑仕事をやっているという。職に就いているのは私1人だけ。参加者に「私の名刺なんざ駅前で配っているポケットティシュと同じ」と言って名刺を配ったら皆喜んで受け取ってくれた。

 飲み放題で勢いよく干したせいか2時間で皆グッタリ。早々に散会した。私は飲むとだらしなくなるのでオレンジジュースだけで通し、終始冷静でいられた。

起きて半畳寝て1畳

 人間1人に必要なスペースは座っている時に半畳、寝ている時に1畳だけ―という意味だ。

 私の発想は最終的にはこの言葉に行き着く。家が広ければ掃除が大変だ。「だから狭い住宅で充分だ」になる。贅沢してもたかが知れている。八百屋で大根を買ってきて大根おろしにして食べれば、体には良いしこんな贅沢はない。

他者に見栄を張る必要は無い。ありのままの姿をさらけ出して気楽に生活して行くのが最高の毎日だ。

このような生活を送るコツは、大きな買い物をしないことだ。一旦買ったら長く使うことだ。私の乗っている乗用車は1990(平成2年)に買ったトヨタクラウンだ。実に33年乗っている。タクシー仕様の新車で180万円だった。丈夫で快調だ。

駐車場の前を通る人が物珍し気にマイカーを眺めていく。「まだこんな車に乗っている変わり者がいるのか」。

イスラムに改宗した女教育者

 オマーンの教育者スワーダ・アル・ムダファーラ(70歳ぐらい、旧日本名=森田美保子、立川市出身)さんの講演を聞いた。ムスリムに改宗してオマーンで学校を作った。ニューズウイーク誌の「世界で最も活躍した10人の女性」に入ったことがある。

 今回入った「田中太郎と愉快な仲間たち」の会の特徴は①女の講演者・参加者が多い②講演テーマが突拍子もないものが多い。異色の集まりに期待して行ったが、さすがに面白かった。「この人たちは何して食っているんだろう」と思わせる人たちの集まりが私は好きだ。

 この日の30人の参加者のうち半分は女だった。

 統合障害の娘を新しい療法で治したという若い母親。マニア向けシールを中国で作っているという奥さん。「シールを中国で作るメリットは何か」聞いたら「労務費が安い」と応えたがよく分からない。

 講演後の昼食に出たサッポロビールを飲んで体調不良になった。やはり酒は合わない。

夕訪問は直請けお客様だけ

2023.10.2

直請けお客様→①夕訪問・直帰する。

       ②見本提出は何回でもやる。

       ③発注窓口(担当者)を増やす。

下請けお客様→①夕訪問禁止。

       ②見本提出は1回だけ。

 「耕文社は直請けお客様で食べていく」と決めたのだから下請けへの営業行動を縮小する。手を抜く。

直請け受注に1点集中する。

隷書体の耕文社看板撤去

 新館上の南面北面2か所にボルトで止めた1文字1m四方の「耕文社」3文字の大きなステンレス製の看板を9/30取り外した。

 外した理由は①多くの人達が分かり易い書体にしたいためだ。現在モリサワしんごRの書体に統一している。書体デザインがスッキリして読み易いからだ。王耕HP、営業配布用チラシ、トラックのドアの社名の書体は全てモリサワしんごRだ。

 従来の社名書体は1963年(昭和38年)耕文社設立時に父・渡辺昌夫が世田谷区等々力に住んでいた書家に書いてもらったものだ。品のいい隷書体に私も満足していた。

 しかし一昨年2021.9.1「耕文社は創業(1953.6.19)68年のベンチャーである」を宣言してみると、達筆な書家の筆文字はベンチャーにふさわしくないように思えてきた。「ひょっとしてこの筆文字を読めない人がいるかもしれない」。それなら社内に残っている隷書体を「一掃しよう」と思いその手始めがステンレス製看板の撤去だった。