月: 2023年11月

上期売上は耕1.5%↓ 王 18.2%↑

 5/21-11/20の上期売上は耕は前年比1.5%減だった。戦略目標に添った実現があまりにも少ないからだ。戦略目標とは①新規を取る。②戦略4商品を増やす、③受注は直請けだけ。-をやる必要があった。

 以上①-③をやって行けば陽は差してくる。

 王は前年比18.2%増であった。お客様へスピード応対をやっていけばいい。

家康の足跡をたどった1日

 「駿府城を愛する会」(静岡市)の日帰り旅行総勢20人に参加した。家康ブームで平日でもどこも満員だった。

 行ったところ

  1. 松平東照宮
  2. 大樹寺
  3. カクキュー「八丁味噌の郷」
  4. 岡崎城

オンデマンド印刷機をジックリ見つめる

 日本で出回っている設備は不良なものはない。何らかの特徴を持って販売され、その設備が良品を生産していると思って間違いない。

 そのために必要なのは設備の①強み②弱み③得意生産物―をはっきりと社員が確認することである。

 世の中はオフセット印刷機➡オンデマンド印刷機に移行しつつある。幸いにして耕はこれまで3台のオンデマンド機を購入してきた。

 この3台の機能分析を尾形慎哉さんにお願いした。11/25ほぼ出来上がってきた。あとはA4エクセルに落とし込むだけである。

 耕は一旦設備を買うと「全機能を使い切る会社」なのである。骨の髄までしゃぶられた設備はボロボロになって廃棄される運命をたどるのである。

300円のピン2本交換したらオフセット機は完璧稼働

 安武広光印刷課課長が現場で4㎝のピンを示しながら私に説明してくれた。5ミリほどすり減ったピンを機長が強引に押し込もうとするからピン先が曲がりゴムローラーが接触しなくなった。機長がピンを押し込んで応急措置を講じたのだがますますおかしくなった。

 今回真っ直ぐなピン(1本300円)に交換した。慎重に締めて行けば最適な所でローラーを固定でき、インキが十分に行渡るようになる。

 安武さんの説明は私にも分かった。これぞ技術である。私たちの印刷業は技術の上に成り立っている。それがお客様への良品提供になる。

 感動の一幕であった。

懇親会で知人とばかり話すのは無意味

 「新しい人と会話しろ」と申し上げたい。11/21品川法人会の3ブロック合同の経営講座があった。懇親会では品川・大井・五反田の3ブロックのテーブルに分かれていた。皆テーブル範囲内で懇親を深めているが、旧知の人と懇親を深める必要は無い。

 品川ブロックの私は大井・五反田のテーブルに行き喋りまくった。いずれも見知らぬ人たちであったが私は面白かった。

 「お仕事は何ですか。私は落ち目の三度笠と言われている印刷業です。ともかく注文が来なくなっちゃったんです」「インターネット普及のせいですか」急に相手は勢いづく。そうなればシメタもので会話は言いたい放題になる。中国に工場を作ったがどうもうまく行かない‥‥」。話は真に迫ってくる。そこが面白い。

国宝建造物・妙喜庵を見学

 茶の湯同好会(表千家)主催の茶室見学会で京都府山崎町にある臨済宗の茶室を見学した。1度は見ておこうと思っていた茶室だが、古めかしいだけの小さな部屋を窓越しに見ただけであった。

 例によって同行の20人との雑談が面白かった。千葉県鋸南町のお茶の先生には「あんなところにお茶をやる人はいるのか」。青森県の数寄屋建築の工務店の若社長には「注文は本当に来るのか」など聞きたい放題の雑談は愉快であった。

 日帰りで強行軍であったが会話さえあれば旅は楽しくなるものだ。

嵌(は)まる中国ドラマ

 ケーブルテレビ・ジェイコムでやっているアジアドラマが面白い。中国の現代劇の「可愛い秘書には野望がある」、時代劇の「始皇帝天下統一」の2つが面白い。

 あらゆる番組が中国共産党の監視下にあると言われているが,ストーリー自体は日本のドラマと変わりない。

 投資業務希望の新卒のOLが秘書課に配属になり社長に鍛えられた後、念願の投資部に移り俄かに才能が開花する―という筋書きだ。出てくる人間が皆それっぽい演技をするのが面白い。

 役者の世界は万国同じだ。

 始皇帝天下統一では「私が世界で始めての皇帝だ」と本人が名乗ちゃうのだから中国とは面白い国だ。

光沢ある床は危険

 私は光沢ある床で何度も転びそうになった。滑る床は危険だ。床を綺麗にするためワックスがけをするところがめっきり減った。通行人が滑るからだ。まして年寄りが骨折したら大変なことだ。

 現在、歩道の床材は滑らない素材に急速に変わっている。私は歩くときはザラザラの滑らない床材の所を選んで行く。良くも悪くも安全第一が最優先なのだ、

 よって11/18(土)に予定していた耕ワックスがけは中止にしてもらった。

アマゾン社員3,000人の町 目黒

 「ネットショップEXPO 2023」を開く―というメールが来たので11/15行ってみた。JR目黒駅東隣りの27階建てビルにアマゾンが入居しており、そこでECサイトの勉強会と300人ほど集めた交流会が行われた。

 アマゾン社員に言わせると「参加者は20代から50代まで。あなたのような75歳は最高齢だ」。

 ソフトドリンク片手に手あたり次第参加者に話掛けた。「あんたなにやっているんだ。私は印刷業者だ。落ち目の三度笠だ」。こう言えば誰でも食いついてくる。「私は販促のお手伝いをしている」「それじゃ分からない。例えば…。何やっているんだ」。こんな調子で喋りまくった。

 目黒駅西口の雅叙園オフィス棟にはアマゾン目黒本社があり、東西両方で3,000人の社員が働いているという。「3,000人も何して稼いでいるのか」。根掘り葉掘り聞いたが ①アマゾンネット決済を広めたい②ECサイトの技術向上を図りたいーなどの回答だったが結局よく分からなかった。

 会合としては面白かった。次回は耕社員に行かせる。

肩の凝りとれるモリサワ会

 11/13(月)書体メーカーのモリサワ会があった。勇んで出かけたが、予想通り愉快な会だった。44年前私が印刷業に転職した当時の匂いがモリサワ会にはある。

 業界紙「新聞の新聞社」社長(80)と「昔は良かった。昔は良かった」を連発し合った。50代60代の参加者には「オッフセット印刷の時代は過ぎた。次の手を考えないと没落するぞ」と脅かした。

 ともかく言いたい放題の会だ。50代の経営者は比較的私の説に聞き入る。私の弁舌はますます滑らかになる。私の澱みがちな血行はかなり良くなった。

「買ってくれ」という会社現れる

 Ⅿ&A仲介会社から「耕文社に買って欲しい」という会社があるという手紙が来た。

 「耕文社を売ってくれないか」という誘いの手紙はあまた有るが「買って欲しい」と来たのは初めてだ。東海地方の年商29億円の印刷会社さんだ。大変光栄な話だが、結論は✖。買わない。

 現社長は継続して経営したいという。これまで売却したいという会社を100社ほど見てきたが、それぞれの会社が抱えている問題は「現社長がまず問題解決してから買収交渉に入りたい」と私は言ってきた。

 例えば土地が区画整理計画に入っている所などは、区画整理が完了してから買収交渉に入る。

 この会社さんがどういう会社か分からないが、余計な設備を抱えたところには興味はない。

Oji Boxboard Co.,Ltd.

 王子段ボール㈱ 営業1課の福岡功平さん(31)が段ボール箱受注促進のため表題の中・英文カタログを2,000部作った。

 足立・北・板橋・練馬区の都北部と埼玉県南部には中国人の段ボール発注者が多い。中国人同士の連絡網があるらしく「王子は箱を作るのが早い」という評判がたつと他の中国人から「見積ってくれ」という連絡が来る。王子の過去の新規開拓社の3分の1は中国人経営である。 

 それなら「中国人に直接分かってもらうために中・英文カタログを作ろう」というのが福岡さんのアイデアだった。中国人は英語が分かる人は多い。

 耕制作課デザイナー飯田康宏さん(58)がカタログ作りを全面的に請負った。

 自社の中・英文カタログは私は初めて見た。王子が高級な会社になったような気がした。

初めて月1,000万円超の利益

 王子段ボール㈱で10月1,100万円の利益が出た。これにはさすがに感激した。経常利益が毎月300万円を超えたかどうかで一喜一憂していたのが一気に1,100万円利益に突き抜けてくれた。

 「スピード応対の基本方針に間違いはない」と思っていたが数字の裏付けが取れなかった。確かに前期は前々期に比べ売上は25%UPした。しかし利益増は9.9%であった。「こんなものかもしれない」と思っていた。実際数字が出てくれないと確信は持てない。

 段ボール業界の状況を眺めてもいいニュースは少ない。昨年からのシート価格13%UPに製箱メーカー各社は仕入シート価格上昇分を売値に転嫁できずに疲れ切っていた。それなのに王子は10月に入って1,100万円の月次利益である。

スマホアドバイザーに赤石さん

 耕文社制作課製版係オンデマンドグループの赤石稔さん(45)にスマホアドバイザーになってもらった。

 3年前からソフトバンク目黒店の松前有希代さん(28)に2週に1回30分間の個人無料レッスンを受けているが、これがなかなか実を結ばない。理由は私がスマホを実際に使っていないからだ。更にレッスン前後に予習・復習をやっていれば習得は早かっただろう。やらないからスマホ操作は少しも伸びない。

 そこでスマホ技術者赤石さんの門を叩いた。松前さんの穴埋めに赤石さんにも教授をお願いした。赤石さんのスマホ技術は尋常ではない。 2日に1回、小まめなレッスンをしてもらうつもりだ。今年末までには一区切りつけるだけの成果を上げるまでになっていたい

質屋商売が大はやり

 「おたからや」「大黒屋」「なんぼや」など中古品を買い入れて販売する商売が増えている。

 さらに急激に店舗数を増やしているのが古着屋だ。アメリカから貨車一杯の大量の古着を仕入れてその中にビンテージものでもあれば「大儲け」という仕組みだ。

 「大儲け」の噂は同業者に伝わり新規参入者が増えるという。安直な商売である。いずれ淘汰されていくだろうが。こういう根っ子の無い商売はやりたくない。

 例え印刷業が時代の潮流から取り残されていく業種であっても、何とか踏ん張りアイデアと工夫で生きていく道筋を作って行きたい。その模索が面白いのだ。

高額トマトで元気溌剌

 品川区北品川本通り商店街の八百福で20個詰め5,000円のトマトを買った。八百屋の婆さんが言うには「最上級のランクだ。これ以上のものはない」「ホントかヨ。冥途の土産に旨いトマトを食べたい」「それならこれ持って行きな」。

 大きいばかりでまだ青くさほど特別なものに見えなかった。4日ほど経つと赤みを帯びてきて食べると旨い。朝はこのトマトとキュウリを食べている。何となく体調がいい。スーパーで売っているトマトジュースはダメだ。やはり野菜をかじった方が体にいい気がする。

 私の課題は野菜の摂取である。特に必要なものはタマネギ、キャベツであると思っている。

ビッグバンドの演奏を聞く

 10/31(火)渋谷区立さくらホールで開かれたブルーコーツ(17人編成)の演奏を聴きに行った。アメリカ音楽の伝達者だったビッグバンドは50年前までは各地のキャバレーで引っ張りだこだった。私も20代の頃、広いキャバレーの中を闊歩しその洗練されたメロディに聞き惚れたものだ。

 やはりいい。昔を思い出すと同時にゆったりとした音の流れが心を癒してくれた。

 クラリネットの北村英治さん(94)も特別参加、2曲吹いてくれた。退場の際は駆け足までしてサービスしてくれた。それを見て「人間の生命力はその人の持っている寿命で決まる」とつくづく思った。

経費の精算は毎月曜にやる

 領収書が1年以上たまった。経費の請求を会社にやろうとするが ①支出の目的 ②誰と支出したか―がはっきりしない。

 「ゴルフ場の領収書には同行者の名前を入れろ」と会計士から指導を受けているが、それも思い出せない。結局小まめに経費請求すれば①②は正確に書ける―ことに気づいた。

 これからは前1週間の請求は毎月曜にやる。そうすれば「宿題を残していない日々」を送れる。