製造業をやっていて高額設備が動いていないほどストレスになるものはない。工場内の設備はスカスカでもいい。現状ある設備はすべて動いていなければいけない。これが健全な工場風景だと私は思っている。
それでは見込み違いで大金をはたいて買った設備が動かない時はどうするか。結論は一刻も早く動いていない設備は①廃棄する ②売却するのだ。「見切り千両」である。
ともかく設備は「動かしてナンボ」である。止まっている設備を社員に見せ付けるものではない。止まっている設備を社員の視界に入れてはいけない。それが管理職の役割だ。
現在、王子段ボール、耕文社には休眠設備は1台もない。売上は小さくとも細々と動いている。そのような古びた工場こそが、私のささやかな誇りだ。