日経新聞私の履歴書の筆者が12/1から女優の倍賞千恵子になった。面白くてしようがない。父親の酒癖が悪いこと。都電の運転士をしていた父親の電車に乗り合わせた時の「誇らしかった」気持ちなど。「なんて素直ないい娘なのだろう」と感心しながら毎日読んでいる。
王子段ボールから池袋行きの都バスに乗ると王子駅を過ぎて滝野川を通過する。そこには「滝野川製版」の立派な看板を掛けた会社がある。「40年前には町中にこんな会社がそこら中にあった」と滝野川を通るたびに印刷業盛んな時代を思い起こしている。
しかもここは下町の太陽・倍賞千恵子が1家6人でお住まいになっていたところだ。下町、印刷工場、庶民的な娘。こんな由緒ある所を通過させてもらっている私はなんて仕合わせな高齢者なのであろうか。