月: 2024年1月

みかん2個の仕合わせ

 品川区の北品川本通り商店街の八百福でミカン段ボール1個(3,000円)買った。表面がザラザラで見た目は悪いが味がいい。さすが熊本県産だ。毎日6個食べて喜んでいる。

 王子に行くのに2個ジャンバーのポケットに入れ品川駅から高崎行き電車に乗る。車内で食べるミカンがこれまた美味だ。房から漏れるジュースを吸うと生きる活力が湧いてくる。

 果物は値段ではない。季節のものを食べていれば最上の味を楽しめる。最近出席する懇親会で酒の代わりにオレンジジュースを注文する。ジュースによってはとんでもなく旨いものが出てくる。それでもみかんを食べた時の味がその上をいく。

寒ければ寒いほど気持ちいい

 私が最高の寒さを経験したのは20歳の時、仙台市の藁ぶき牛小屋を改装した下宿で目を醒ましたら石油ストーブの上に乗せて置いたやかんの水が見事に全部凍っているのを見た時だ。「これはすげー。道理で夜寒かったはずだ」。と言いながら農家の朝ご飯を食べて街に向かった。

 寒ければ寒いほど身が引き締まり「物事を完了させたい」と言う気になる。小学生の頃皆で石炭ストーブを囲んでニコニコしたのが懐かしい。

 それに対し地球温暖化はいけません。寒さの中の子供の笑顔程嬉しくさせるものはない。

4年振り東商品川支部懇親会

 御殿山のマリオネットホテルで開かれた会は会場が広過ぎたせいか相変わらず閑散とした印象であった。

 しかし全体の空気とは関係なく、孤独に1人立っている人に声を掛けていると面白い。「あんたお仕事ナニ。私、印刷業」「IT関係です」「ITなんて儲からないでしょ。ソフトは作るものではない。いい出来合いのパッケージソフトを探した方が私たちには便利だ」「そうは言っても私たちは作るのが仕事ですから」。こちらもいいニューを求めている訳ではない。無責任な雑談に終始しているだけだ。

 私にはこの時間がとても楽しい。76歳の年寄りが若者に「頭を使え」とけしかけて居るのだ。

王耕は財務で売込む

 決して引け目を感じる財務内容ではない。2社とも借入はゼロ。王は3.03億円の債務超過だが2023.5.20決算では0.28億円の経常利益を上げている。この調子で行けばあと11年で債務超過は解消する。

 2012.6.29王子段ボールを買収した時は王の債務超過額は2.8億円だった。段ボール製箱業で利益を出す方法が分からず債務超過額は更に5千万円増えて3.3億円に膨らんだ。それでも買収8年後になって王の益出しが軌道に乗ってきた。

 耕は相変わらずの筋肉質の財務内容だ。この内容を皆様に分かっていただくためにHPに財務データを開示した。

医者の一言

 「あたしの心不全は治りますかね」「治りますよ」「どうやって」「薬ですよ。薬をちゃんと飲めば治る」「あたしもこのまま死にたくない。言われた通り薬を飲みます」「私は完治することを保証する」。

 近所の高輪病院の担当医の山本内科医の一言だ。世の中にはここまで言ってくれる医者はいないだろう。私は俄かに元気づいた。吸う空気も美味しく感じた。元々このまま亡びる感じはしなかった。「どこかで回復に向かうだろう」と予感していた。しかしその保証はなかった。

 昨年3月私に「心不全」と診断したのは山本さんだ。その50代の真面目な勤務医が私に言ってくれた新たな診断だ。ありがたい。

 私にはまだやるべきことが一杯ある。

スカスカの本社工場に安堵感

 耕文社は1ヵ所の本社工場しかない。王子段ボールも同様に1ヵ所で営業をしている。両方とも設備の配置はスカスカである。実際に生産設備が占有しているのは全面積の50%ほどだ。あとは空きスペースである。この構図が何となくいい。いざとなったら設備を置けるからだ。

 「捨てろ.捨てろ」の号令ばかりで申し訳ないが「捨てろ」を言い続けていることは健全だと思っている。最小の設備を持つことは社員の心を健全にする。「少ない設備を如何様に応用するか」考えてくれるからだ。よく切れる包丁が1本あればいい。皮むき器、大根おろし器まで用意することはない。どうしても大量の大根おろしを必要とするときは外注さんにお願いすればいい。

 無駄なスペースばかりの王耕工場を見ていると王耕はまだ大きな可能性を秘めているように思う。

王子の売上増に陰り

 1月の王子の売上は前年比150万円減だった。例年20%売上増の快進撃を続けてきたが、ここにきてSTOPした。最大の要因は角川様の前年比347万円減だ。

 元々1社のお客様に売上増を依拠することが間違いだ。角川様には角川様の都合と言うものがある。

 段ボール業界は今停滞の時期にある。①原紙生産 ②シートメーカー ③製箱業界の3業界は前年比2%増ほどの増産を見込んでいる。1昨年の段ボール原紙の35%値上げが尾を引いて一気に停滞ムードに入ってしまった。

 しかし王子はこのままでは済まない。王子には①新規開拓 ②スピード応対の2つの武器がある。これは永遠に刃先の鋭い武器である。有効な武器である。この2つをお客様に突きつけるだけで マーケットは王子に向かって崩れてくるだろう。

 今期の「前年比15%増計画」は不変である。

面白くなければ社内報じゃない

 面白いポイントは「いろんな社員が書く」ことだ。75号は中途入社が書いてくれて中身が引き立った。

「どんな人だろう」と興味のあるところに文章の一端でその人が考えていることが分かる。

 これで私の年初の仕事は終わった。

H1法話グランプリ

 「M-1グランプリ」は、吉本興業と朝日放送テレビが主催する日本一の若手漫才師を決める大会。これに倣って昨年12/2 奈良市で「H1法話グランプリ2023」が開かれた。

 「坊主の法話は面白くなければ価値がない」とばかりに出たアイデアである。登壇したのは浄土、日蓮、御室派、天台、曹洞、方広寺派、黄檗、本願寺派の8人。10分間の法話で競った。出場者はそれぞれ血の出るような練習を重ねたという。

 「H1は日本の仏教を変えるかもしれない」。グランプリに選ばれた真言宗御室派・福王子(岡山県真庭市)の小谷住職(37)の感慨だ。

 これこそアイデアである。宗派の中で逼塞することを余儀なくされている坊さんたちが人々の仕合わせのために弁舌を振るう―とは素晴らしい。

無借金になったらやることが増えた

 確かに銀行に気を遣う必要は無くなった。その代わり「このままでいいのか」という項目が増えた。例えば新記録だ。

 「これでもか」「これでもか」と追究すべき項目なのだが、やらなければやらないで済んでしまう。それでは面白くない。2024社内報の発行と同時に新記録の項目を増やすと同時に新記録を更新する動作に発破を掛けたい。

 次に私自身のテーマ設定だ。今までは「警察への告訴」と言う動作をしてこなかった。2024からはこの手法のお試し動作をやって行こうと思う。不発に終わって普通のこと。効果ある結果を生めば「成功」と判断する。

皆様には分かりにくいだろうが私の私的な問題での「お試し新手法である。

コロナワクチンで弟が寝たきりに

 1/16(火)出勤中、タクシー運転手の話では「弟の他に会社の同僚が死んだ。私は2回打ったが3回目は止めた」。

 「すごい話ですね。私はワクチンを1回も打っていない」と私。「皆がワクチンと言うから打つが、あれは危険だ」「私はハナから信用していない。インフルエンザワクチンもだ」。

 素人同士で妙に意見があった。自分の健康は自分で守る。大勢に流されてはいけない。

王子丸投げ5件/5件

 1/12(金)の王子丸投げが5件で1日の目標を達成した。おそらく初めてのことだ。発注担当の菅原さんは「額は細かい」と言うが立派なことだ。

  王子の1日上限生産量は5万㎡と見込んでいる。溢れた分は丸投げで消化していく予定だ。王が丸投げ ㎡・件数で目標を達成することは、生産量増の体制が出来ている」と言うことで心強い。

散髪は月1→月2にした

 綺麗に散髪した男を見ると気持ちがいい。特に首から上が短く刈ってあると清潔な感じがする。「自分もそうしたい」と思った。

 私の現状は1か月近くなると不潔な老人になる。髪の毛のせいだ。中途半端に伸びた姿がいいものではない。

 ここで一念発起。2024から散髪は月1→月2にした。

 浜松町の行きつけの床屋もある。1,050円だったカット代は最近大幅値上げして1,450円だ。理容師たちは私と同じ76歳だ。皆腕がいい。400円UPは当然だ。

第2の趣味は新聞読み

 私の趣味は商店街歩きだ。東京には角1つ曲がれば商店がある。大小に関係なく商店街をあてどもなく歩くのが私の第1の趣味だ。

 第2の趣味は新聞読みだ。現在会社で①毎日②日刊工業③日経④日経MJの4紙を取っている。毎朝2時間かけて4紙を読む。楽しい時間である。

 地方に行けば地元紙を読み漁る。静岡、伊東、河北新報(宮城県)などの他細々と2,3人で発刊している地域新聞も面白い。

 毛沢東は若い時から新聞だけは隅々まで読んでいたという。新聞は何故か面白い。「○○小学校でサボテン展示会が開かれている」の絵(写真)と記(記事)もないがしろにしない。読む。できれば見物しに行きたいと思う。

 新聞を読んでいると心のバランスが取れてくる。気持ちが落ち着くのだ。旅行先で地元紙をじっくり読むだけでご当地のことが全部分かったような気分になる。安い趣味である。

アイデアで楽しく稼ごう 2024

 今年2024年の方針はスローガン「アイデアで楽しく稼ごう」(提案:阿部麻美さん)だ。スローガンにアイデアと入っただけで私は嬉しかった。

 アイデアは王耕にとって命だ。社員1人1人が「私がアイデアを出す。私のアイデアで会社のシステムをひっくり返して見せる」という気持ちでいてくれたらこんなありがたいことはない。

 アイデアを実現して誰も不幸にならないのがミソだ。全員が「○○さんのアイデアで楽になった」と思ってくれるようになったら大成功だ。

 例えばオフセット印刷。①2年に1回のゴムローラ―交換(園田栄治さん提案) ②半年に1回のニップ調整(村山秀成さん) ③半年に1回の湿し水の交換(安武広光さん)④毎日の製品検査―はそれぞれの専門家から出たアイデアである。この①~④をやっているだけで耕の完璧な印刷物がマーケットに供給出来ている。

 おかげで3-4億円もするオフセット印刷機を買い替える必要は無くなった。年間部品交換代は250万円/台で済む。

 余ったお金はIT化の更新に使いたい。山村康弘さん提案の耕PC45台の買替と無線LANアクセスポイント工事の予算は990万円だ。工事は2月末までに完了する。