月: 2024年2月

王シート購入40,000㎡/日に

 12年前の王買収当初、私は「王の製函能力は50,000㎡/日」と言っていた。それが2/27には40,000㎡/日のシート発注になり山室課長は「すべて内製する」という。50,000㎡/日生産に肉薄してきた。

 製函課の生産能力増加ぶりは大したものである。製函機に少しずつ手を加え、恐ろしく効率のいい設備に変容させてきた。大して費用は掛かっていない。こんなところに製造業に携わる者の醍醐味がある。

 恐らくこれからの製函機は①不要な部分は削ぎ落とされ②必要な鉄芯は強化され③油は十二分に注ぎ足され④音も小さく軽快に回転して行くだろう。6年前に購入した同じ製函機である。

 工場面積は変わりなく驚くほどの生産性UPを見せてくれることになる。

 段ボール箱需要は将来もそう変わるものではない。マーケットは着実に増えて行く。必要となるのは納期短縮である。今の仕掛時間の半分、さらにその半分のシステムを作って行く必要はあるだろう。

 実現するのは王社員のアイデアである。

FSC(森林認証制度)マークを取得

 卓越社員の寺岡隆造さんが2/28 FSCマークを取得した。これまで他社のマークを拝借してFSC製品を作ってきたのがこれからは耕文社の資格でマーケットにだせる。

 拝借費用として年400~900万円を有資格会社さんに支払ってきた。この分がゼロになると同時に耕は正々堂々たるFSC印刷会社として市場競争に参入できる。

 これまで複雑な手続きを我慢強く実行して取得にまで漕ぎ着けた寺岡さんの功績である。

 前回耕のFSCマークが失効したのは製造したFSC製品の報告を本部に怠っていたためである。本部への報告さえ100%やっていればマークの継続使用ができる。

自転車の空気入っていて万全

 戸越の歯医者に行くため耕自転車を使った。「タイヤの空気は入っていないだろうから」と思い大崎駅の区駐輪場の自動注入器で入れようと入口まで行ったら前後のタイヤは十二分にパンパンだ。誰かさんが入れて置いてくれたのだ。

 おかげで歯医者―戸越で買い物をできた。空気の入っていない自転車に乗るほど虚しいものはない。

 念のため青自転車の他の茶自転車もタイヤを見た。こちらもパンパンだ。誰かさんが空気を入れて置いてくれたのだ。感謝。

 公共の乗り物の整備が出来ているのはさすが耕社員だ。

売上減の中、目標達成した製函課

 2月の王売上は前年比6%減と惨憺たるものであった。これは角川様の仕事がレンゴーに流れた結果である。取ったり取られたりは商売の世界では普通の出来事である。

 この中で製函課が売上目標772万円に対して798万円を売上げてくれた。「目標達成である」。これは意外だった。普通であれば「仕事が来なければ機械は動かない」と言うのが製函課課長の言い訳である。

 山室課長の発言では「幡野さんとの打ち合わせを密にやった」。その結果外注丸投げ予定分を内製に引き戻すことができた。

 ひたすら効率UPを目指していれば利益を外に逃すことはない。内製化も大した苦労もないまま気軽に実行できる。それが今の製函課だ。

島根県のラベル印刷会社に注目

 松江市のタニタ㈱だ。日本の僻地で62年製本業、51年間シール印刷業をやってきたいわゆる「しぶとい会社」だ。ラベル新聞(2/15)に紹介されているのを見て「何か特徴があるはずだ」と思い読み込んだ。

 結論から言えば、エプソン社の「SurePressL-4033AW」を購入したことでラベル印刷の将来生産に見通しがついたようだ。ラベル専門印刷をPRしている会社ではオフセット間欠機、ラベル輪転機が基幹設備だが次のデジタル設備の見通しがついていると強い。エプソン社のデジタル機を想定しながら次の工場を形作って行けばいいのだ。

 耕もオフセット印刷機1本でやって行く気はない。オンデマンド印刷機の印刷需要がどれだけ増えるか様子を見ているところだ。どちらに転んでもいい。マーケットが拡大する設備を増強して行けばいいだけだ。

カレー店に衣替えすればいい

 帝国劇場のB2に「宮崎ステーキハウス霧峰」と言うステーキ店がある。ここで食べたカレーライスが忘れられない。しっかりデミグラスソースを作っているのとついているスープの味がいい。

 昼にカレーを頼もうとすると「売り切れです」と言われ続けている。

 若い店員は「この店の売れ筋は①カレー②ハンバーグ③ステーキ―だという。「日本人はステーキよりもハンバーグが好きだ。カレーは圧倒的に売れる」「だったら注文の多い順に作る量を決め直せばいい」と言ったら「うちはステーキ店なのでそうはいかない」と。「頭が固いんだよ。カレーを増やしたら客の滞在時間は減るし儲かるぞ。簡単なことだ」。

 何も店名を変える必要は無い。同じ名前でカレーの売上を10倍にすればいい。

 即断即決の風土がない。折角霧峰の調理技術があるのに利益に結びつけられないでいる。王耕では考えられないことだ。

歩行がかなり回復

 ピョコタン、ピョコタン歩きで速度は小学生の3分の1。いかにも老人歩きになってしまってから半年が過ぎた。

 スーッ。今日(2/17)の歩き始めは快適だった。無理して背筋を伸ばして歩けば常人と変わりない。東京高輪病院の山本内科医の指示どおりに薬を飲んでいる成果が出てきたのだ。

 「いずれ足腰は元のように戻る」と言う確信はある。それまで焦らず回復を待つつもりだ。

ウーマンビジネスグランプリ

 2/18大崎駅近くの品川産業支援交流施設で開かれた品川区の事業の決勝戦を見た。起業しようとする女84人が自分の事業説明に応募して残った8人のコンペであった。

 いずれも子供を持ったお母さんたちのアイデアが多く①お腹の大きくなった妊婦用のウエディングドレス作り②ママが集まり自分の得意技を磨く「ママズの家」を開く(グランプリ)③調理者の手間を半減した介護食の開発―など。

 私は区の広報誌を見て会があることを知り参加した。今年で13回目。会場は150人ほどが集まり、応援団も多く熱気ある会であった。

 男も女もない。それぞれがアイデアを出し合う時代だ。「周りの人を仕合わせにしたい」と思う心がアイデアの出発点だ。アイデアはそれを実現する力がある。それは社会、家庭、会社の場所を問わない。

リコー大井町と連携する

 リコージャパン㈱東京支社城南ソリューションの3人が来てPCの梱包解きをやっていた。

 「あんたがたどこから来たんだ」「大井町(住友大井町ビル北館2F)からだ」「大井町で1番機械に詳しいのは誰だ」「マネージャーの神保光太郎さんかな」「あ、そう」。

 王耕はリコーと技術交流をして行く。リコー側の窓口は神保さんを指名する。

 リコーの売込みを待っているだけではダメだ。こちらからテーマ設定したものを「リコー的解決法で」まず回答をもらい卓越技術に磨きをかけて行く。

耕には6人の卓越技術者がいる

 鬼に金棒である。

 2/14(水)山村康弘さんが印字して耕玄関掲示板に張り出してくれた。耕にはこれだけの個性ある卓越者が居て社員を導いてくれている。

 「困ったことがあれば卓越者に相談すればいい」。それが第1歩だ。

 業界誌を読むと印刷業界のトレンドが新しい言葉で載っている。例えば「受注型から課題解決ヘ」「生成AI活用」…。どれもが具体性がない。印刷業界は毎年毎年革新されている訳ではない。芯になるところは変わりない。

 オフセット印刷の色を決めるのは多色機やUV機能ではない。都築さんの製版の色調補正技術である。製版が正確にできていれば印刷物も正確な色調を実現できる。耕の菊全油性4色機で充分にお客様満足を実現できる。

 日本の2大メガネメーカーのシャルマン様、ジンズ様が販促印刷で耕を使ってくださっている。理由は商品の色を正確にオフセット印刷で表現しているからだ。

 卓越技術者に課題をぶつけてもらいたい。具体的回答をくれるはずだ。

ビール3日続けて飲んだら鼻血出た

 誠に都合のいい体質である。「飲み過ぎ」への警報が鳴る。鳴ると10日間ほど酒禁止。酒禁止と言っても我慢を必要としない禁止だ。ビールを飲む代わりに熊本みかんを食べるだけで十分に満足感が得られる。

 1週酒を飲まないと完全に体調は復旧している。復旧したからと言って酒を飲みたくなるわけでもない。

 ビールを飲むと鼻血が出る―のだからどうしても飲酒には慎重になる。これで私の体はバランスが取れている。誠に都合のいい体質である。

毎月棚卸表を開示していなかった総務課

 ここで分かったことは2つ。

  • 各課はキチンと毎月の棚卸額を出していた。
  • 総務課が棚卸集計結果を開示していなかった。原因は澤本茂紀課長の開示義務の意識の低さである。

 王耕には秘密にすべきことはゼロである。すべて開示されなければならない。開示は担当課長の指示によって実行される。澤本課長は開示(全員メール)の指示を出していなかった。

 今回役員会で稲嶺さんから「棚卸額と月次決算の関係について」の質問があり、棚卸表の開示が行われていないことが表沙汰になった。

 調べてみると各課から報告はされていたが、集計元の総務課から集計結果の開示がされていなかった。澤本課長の怠慢である。

 開示は即再開した。

利益出しへの盤石の自信

 各工程に検査者を配置することだ。これさえやっていれば不良品がお客様の所には行かない。

 製造業をやる上で不良品とはお客様の望む仕様と明らかに違うものを納品してしまうことだ。これを予防するには検査者に見てもらうことで防げる。

 このところ長い年月印刷業界にいた人たちが検査者として耕に入社してくれている。この人たちのお陰で利益出しへの耕の盤石の自信が出来ている。

ジェイコム旅チャンネル

 私の住んでいる港区のケーブルテレビはジェイコムだ。中でも芸能人が各地を回る旅チャンネルが面白い。芸能人はいずれも酒豪で銘酒を浴びるように飲む。洒落たつまみが出るがいかにも旨そうだ。つまみを見ているだけで芸能人の飲酒風景は見る価値がある。

 酒をあまり飲まない私には大酒飲みの芸能人は対極に属する人間である。

 「今度行ってみよう」「この温泉旅館は掃除をしないとダメだな」と我が身のこととして見ているから面白い。やはり行きたいのは国内だ。

オンデマンド印刷機普及の経緯

 ㈱ショーワさん発行の通信師走特集号(2023.12.28発行)を読むとオンデ印刷機がモリモリと力をつけ印刷マーケットに食い込んできた経緯が分かる。講師は(社)PODI顧問荒井純一さん。

要約すると。

  1. コニカミノルタが合併して2004プリントショップ用の8050を発売した。オフセット印刷会社は相手にせず。
  2. 1999、KONIKA MINORUTA機を出したことで国内よりも「使える」と見た欧米から注文が来た。
  3. 多言語集合国家の欧州ではオンデ機は重宝がられた。
  4. ラベル業界ではデジタルとフレキソ化の山がやってくるだろう。

HPに財務データを開示

 王耕HPのトップページに財務データの題字を入れた。中小企業は財務内容を開示の義務はないが、あえて王耕の強みとして項目を立てて入れた。

 「王耕は財務内容がご覧のように健全です。安心してご発注ください」と言外に言っているのだ。

リコージャパン㈱の神保Mのお力を借りろ

 現在の印刷業界を見るにオフセット印刷が減り、オンデマンド印刷が増える―傾向にある。

 その1点に絞って結論を出していけばいい。簡単だ。例えば「オンデで何ができるか」を考え、お客様に提案して行けばいい。逆に「オフで何ができるか」などと考える必要は無い。

 オンデの技術用途を広げるためにはリコージャパン㈱の神保光太郎さんを使うべきだ。事務所は大井にある。事あるごとに神保さんを呼びつけ結論を出していけばいい。遠慮は無用だ。

 耕社員20人が神保さんと身近に接して行けば耕はオンデマンド印刷の権威となるだろ。

口に入るのはカレーだけ

 特に食べたいものがなくなってしまった。食欲が湧かない。困ったものだ。日々の生活への意欲にも関係する。6000円のうな丼を食べたが差して旨いとは思わなかった。寿司を食べたいとも思わない。人間止めろということか。

 救いはターリー屋のカレーだ。ナンを千切りながらカレーに浸けて食べる。これは旨いと思う。ターリー屋は目黒にも五反田にもある。いざとなったらターリー屋で命をつなぐつもりだ。

 ターリー屋は日本人経営のチェイン店だが従業員はほとんどがネパール人だ。味は立派なインド料理だ。これからはインド文化に支えられて私は生きて行こう。

階段は最良のジム

 NHKラジオ深夜便で漢方医が言っていた。確かに私は駅の階段は登らない。エスカレーターかエレベータに乗ることにしている。

 これでは筋肉・骨の増強にならない。漢方医は日頃のトレーニングを強調していた。わざと筋肉を必要とする道を選べ―と言うことだ。これからは歩行法を変える。

 ただし階段時は必ず手摺りに掴まるのは従来通りだ。