12年前の王買収当初、私は「王の製函能力は50,000㎡/日」と言っていた。それが2/27には40,000㎡/日のシート発注になり山室課長は「すべて内製する」という。50,000㎡/日生産に肉薄してきた。
製函課の生産能力増加ぶりは大したものである。製函機に少しずつ手を加え、恐ろしく効率のいい設備に変容させてきた。大して費用は掛かっていない。こんなところに製造業に携わる者の醍醐味がある。
恐らくこれからの製函機は①不要な部分は削ぎ落とされ②必要な鉄芯は強化され③油は十二分に注ぎ足され④音も小さく軽快に回転して行くだろう。6年前に購入した同じ製函機である。
工場面積は変わりなく驚くほどの生産性UPを見せてくれることになる。
段ボール箱需要は将来もそう変わるものではない。マーケットは着実に増えて行く。必要となるのは納期短縮である。今の仕掛時間の半分、さらにその半分のシステムを作って行く必要はあるだろう。
実現するのは王社員のアイデアである。