横綱がいなくてもいい。若手力士が台頭してくる場所は胸膨らむ思いで見ている。人の良さそうな顔より油断ならない顔つきがいい。若隆景の周りの人間すべてに恨みを持っているような目つきがいい。
私は野球が嫌いだ。理由は選手の年棒が高すぎるからだ。熱狂的野球ファンは「選手としてやっていけるのは短い期間だから短期間の高額年棒は仕方ない」とおっしゃるがそれはどのスポーツも同じだ。限られた収入で節約しながら生活するスポーツ選手がいてもいい。
母・登喜の実践女学校の同級生が元大関の美男力士・名寄岩にお嫁に行った。「なんであんな人のところに」と皆で話したという。
私がたまに出席する錦戸部屋(元水戸泉)の祝勝会ではオペラ歌手の親方夫人がサラ・ブライトマンのタイム-セイ・グッドバイを歌い、その見事さに感心したものだ。力士には美人がお嫁に来る。相撲界が華やかになっていい。