野地薫契約社員(60)と製函課2アルバイトとの関係が見ていて微笑ましい。
佐藤文昭さん(69)は「出勤するのが楽しい」。長堀雄一さん(72)は「ミニグルアーは忙しかった」とおっしゃる。野地さんは「不良が出ないように私が検査している。スピードを上げてもらいたい」と手を緩めない。
野地さんが1人で製函課手加工をやっていたときは効率が上がらずてんてこ舞いだった。お2人が入社され手加工スピードは4倍になった。今まで2時間かかっていたミニグル手貼りが30分で完了するようになった。野地グループは「何でも御座れ」の空気になった。
しかし「良品を作りたい」という野地さんの厳しい姿勢に変わりはない。お2人も上司である野地さんの意を汲んで努力してくださっている。
私は毎日3人の伝言板を対比して読むのが楽しみだ。