赤羽駅の東南に大日本印刷㈱の工場が密集している。どれもが大きな建物だが、いずれも稼働している様子はない。鎧戸が閉まったところが多い。
これは大日本本社方針が10年前「用紙印刷からの撤退」に転換して以来の結果だ。駅東側の赤羽1番街の店は夜勤明けのお客が無くなったので開店は午前9時から11時になった。
私は14時ごろ「まるます家」に行って鯉の旨煮、鯉こく、馬刺しを食べる。酒を飲まない私はチャチャと川魚料理の豪華な昼ご飯を食べて退店する。まるます家も従業員が減った。環境が変わればそれなりに体制を変えていく逞しさがある。それでも店の得意料理が川魚という特徴があるから客は逃げない。
会社の背骨が何たるかを確認しているところは強い。「王耕の背骨はスピード応対」である。
大日本は大企業特有の保有技術で精密部品の生産に主業を移して行き利益も出している。
気になるのは60近いまるます家の美人孫娘が私を避けることである。