日本人の飲む酒の34%はウイスキー、ブランデーを中心としたリキュール。特にハイボールの消費が頭抜けて多い。次がビールの30%だ。
全国に1,400軒ある蔵元の日本酒売上はほとんど伸びていない。6%だ。蔵元の若旦那がいくら工夫を凝らして新しい日本酒を作ってみてもダメだ。オフセット印刷業界のようなものだ。
私は「どうせ若い力を注ぐならウイスキー蒸留に転換すればいい」と思っていた。案の定ウイスキー蒸留所は10年前の8倍の97カ所になった。ジャパニーズウイスキーとして輸出額は10年前の8.6倍に伸びた。
あとはウイスキー業者同士の競争だ。少なくとも日本酒を作り続けるより未来はある。