大日本印刷㈱は鯛など養殖魚の飼料になる昆虫の幼虫「ミールワーム」の飼育工場を立ち上げる。場所は休眠工場を使うという。8年後に140億円の売上を目指す。
売上1.4兆円、従業員3.7万人の大所帯が文字離れの中、変革の道を探っている。これだけ大きくなると①株価の維持 ②従業員の雇用―と果さなければならない責任は大きい。
この際「思いつくものは何でもやろう」の精神は立派だ。会社の変革はまず「売るものを変えなくてはいけない」。従来のオフセット印刷物の範囲内では新しい売上は発生しない。販売する新商品を作れば道は拓ける。
耕文社も1、オンデマンド印刷受注増 2、新商品の受注 3、月100万円超のお客様1人3社作るーを新営業方針としてスタートさせた。
1.4兆円に比して幼虫売上の140億円はあまりに小さいが方向性は正しい。今後の大日印の新商品作りに注目したい。