高齢社長の仕合わせな日々 516 | 2024年10月26日

精進料理は旨くない

 中国・浙江省杭州市の海抜700mの山奥にある径山(きんざん)萬寿寺に10/22、23 行ってきた。

 静岡県出身の聖一国師(1202-1280)が修業をした寺で子孫の米澤緑さん(74)が市内にお住いのため静岡市商工会議所と静岡鉄道㈱が中心になって聖一国師顕彰会を作って行事を年3回開いている。

 今回は国師が師事した無準師範の入滅775年の法要が万寿寺で行われるための1行15人の杭州行きだった。私は国師を知らなかったが面白そうな行事にだけ便乗している。

 古来高僧の子孫は明確に残っている例は少ないが米澤家には代々の申し伝えがある。

 国師が開山の京都東福寺からも坊さんが20人参加し200席の賑やかな午餐会であった。料理は18品出たがいずれも精進料理。味が薄く旨くない。「坊主は毎日こんなものを食べているのか」と気の毒に思えた。

 ついでに申し上げれば京都-妙心寺近くの「阿じろ」の精進料理コースの方が旨かった。

 翌23日の法要は野天の舞台で200人が立錐の余地もなく2時間立って行われた。私は足が悪いためふもとの境内のベンチに座っていた。