月: 2024年12月

旨い800円葡萄酒

 ペットボトルに入っているメルシャン製だ。甘くて口当たりがいい。苦味、渋味を強調した高級葡萄酒と違って甘めのジュース感覚で飲める。ボトル半分を飲んだが特に強い酔いは残らなかった。

 私は葡萄酒の味は分からない。なにが高級で何が庶民的なのか。ビールだけはサッポロが1番だ。大人の味だ。日本酒は飲まない。ウイスキーも銘柄にこだわらない。何しろ酒を飲むのは週に1回ぐらいだから。

 続けて飲むと体調がおかしくなる。ひどくなると①情緒不安定②自己嫌悪と進む。つらい。これがいやで初めから酒には手が出ない。

 88歳で亡くなった父親の遺伝だ。父は飲み会には参加するがウイスキーの水割りをなめる程度だった。その代わり煙草は1日2箱吸っていた。

 酒がダメな体質は大変ありがたい遺伝と思って父には感謝している。

 ペット入り安葡萄酒が出たら迷わず頂戴する。高齢者は我慢してはいけない。その時欲したものをユルユル摂取すればいい。どうせ1本800円の葡萄酒だ。

改善は細かく頻繁に

 会社が発展するかしないかは日々の改善にかかっている。年次計画、月の改善といった一定の期間をかけた実現よりも「思い付いたら―実行、思い付いたら―実行」をやることの方が面白い。しかも結果は直ぐに分かる。

 他社の社長の顔を見ていて「この人は日々の改善をやっている人か。やってない人か」を想像する。やっていない社長は愚物である。やっている社長は興味深い人―と見る。

 例えば日産自動車社長は愚物、ホンダ社長は少し興味を持てる。

 改善は1朝1夕にできるものではない。思い付いたことをすぐやってみて○か✖を確認しなければならない。やってみた事の10%はである。✖なら直ぐに中止だ。このような繰り返しをやって行かなければとても会社改善などできない。

 つまり決定を覆(くつがえ)す会社習慣をつける。覆したときに必要なことは全社員にお知らせすることだ。気軽に改善-効果なければすぐ中止を全社員に連絡。

 これが改善は細かく頻繁にーのコツだ。

出たばかりの新装備機は買わない

 富士フィルム㈱で新装備のオンデマンド印刷機を来年(2025)1月に発売するーという広告が盛んに流れている。

 全長がやけに長いから印刷機能のほか後加工の機能がついているようだがこれが信用ならない。プラスαの機能はほとんど使われることなく設備は廃棄される。

 製本機械の㈱ホリゾンの新製品がそうであった。現場長は「効率UPに繋がる」と目を輝かせるがお客様の指示は多種多様で結局別の機械で加工した方が早いーといことになった。一挙に3台購入した後1台を返却した。

 オンデ印刷機を買う予定の山村康弘制作課課長にその辺を聞くと「新機能をうたった出たばかりの新製品は買わない。他社で試し使いが終わったあと買うか判断する。あるいは1世代前の機械を買う」という。

 「誠にその通り」と私は相槌を打った。私は枕を高くして寝られる。

12月売上見込み 王2.2%・耕4.9%増

 王耕ともに前年比で微増であった。原因が納得行くものだった。

 王は角川様の売上が減り、他のお客様の増で前年増に持って行った。これは

①角川様依存度を減らす

②大小に限らずお客様数を増やす

③  〃   受注件数  〃

④  〃   新版件数  〃

の戦略目標を12月は4点とも達成した。

 2024、国内の段ボールマーケットは縮小した。しかし王はマーケット動向に関係なく毎年①ー④を実現する予定である。

 耕は受注品目を大きく変えた。カタログ・パンフレットは大きく後退しPOP、シールが伸長した。印刷現場の刷本の山を見ると昨年とは様変わりした。「これが耕文社の工場か」と思ってしまう。そして1つの確信を得た。

 オフセット印刷機よりもオンデマンド印刷機の方が品質管理しやすい。オンデの検査体制さえ作り上げてしまえば良品生産は可能だ。オフセットのような㋑インク・水供給量㋺室内の温・湿度など適正値を目指す必要はない。現在オンデ印刷の売上1日10万円を目指している理由はそこにある。

 戦略に沿った売上増であれば%が小さくとも私は満足だ。

オンデ売上前年比1.8倍

 11月の耕制作課のオンデマンド印刷売上は559万円だった。前年が308万円だったから1.81倍になった。

 今、耕文社ではオンデ印刷で1日受注10万円を目標に売上を伸ばそうとしている。結果として1.81倍になったのだから合格である。

 ちなみに制作課のオフセット印刷刷版のCTP売上は619万円で前年比6.5%減だった。余り減ってはいないが今後の売上増は期待できない。

 色調補正が簡単、小まめに色の変更ができるなどオンデ機の強味が分かってきた現在迷いはない。ひたすらオンデ受注を伸ばしていくだけだ。

ネギ・ショウガ入れ放題の魅力

 牛丼チェーンで紅ショウガ、立ち食いそばでネギ、寿司屋でショウガ入れ放題。いずれも私にとってこの上ない店のサービスだ。

 たとえばネギ。朝鮮の古い民話に「村中の人の頭が狂ってしまい村は大変な混乱状態だった。そこに旅の僧がやって来て、村民にネギを食べさせた。すると村人の頭はみるみる正常に戻った」というのがある。

 「ネギは人の頭をまともにする薬効がある」と私は信じている。勤め人がネギを買物袋に入れて家路を急ぐ姿を見ると「あの人は正常な人間だ」と見る。

 ショウガをがむしゃらに食べる人間は健康である。ショウガには体を温める効果がある。

 食堂会社はその野菜効果を見通したうえで食べ放題にしているのだろう。頭のいい戦略だ。

 12/18夕、大崎駅の立ち食いそばに入ったらネギはちょっぴりしか入ってなかった。「遠回りしてでもネギ入れ放題の五反田の小諸そばに行けばよかった」と反省した。

無価値 ホンダの日産救済

 大手2社が一緒になる時は1方が圧倒的リーダーシップを持っていないと上手く行かない。今回のホンダと日産の統合会社設立は対等の匂いがする。まして相手が日産ではホンダが貧乏くじを引くことになる。

 日産の首脳陣は潔い人たちには見えない。日産首脳が「本田カラーに日産を塗り替えてください」というなら分かる。日産首脳にその気がないならホンダは日産に近づくべきではない。

 大手の会社統合は将来に向かって心膨らむものと無価値なものがある。今回の統合劇は「ホンダの日産吸収合併」であるべきだと私は思う。あるいは一旦統合してホンダ色を強めて行く手はある。

暖房温度を24→22°にした

 私の個人的趣味で申し訳ないが「顔の周りがモアーっと暖かい」のは好きではない。むしろ寒気で顔の皮膚が痛いくらいの方が好きだ。だから家でも暖房はつけない。空調機はあるが1冬中点けることはない。

 こんな変わり者の言うことは1つ1つ聞いていられないだろうが、今回耕文社の暖房温度を2度下げて22度にした。少し寒めの環境で皆さんには仕事の効率を上げてもらいたい。

 以前中央区日本橋の清水建設本社を見学したことがある。私は社内の暑さに参ってしまった。空調スイッチは28度に設定されていた。それでも社員たちは何の不便もない顔で動き回っていた。社員に「暑いですね」と問い掛けたら「少し」と応えた。私だったら室温下げを提案するか温度の低い職場に異動を申し出る。

 冬を越す極意は「頭寒足熱」である。

雪道を歩くと心が躍る

 12/13、14と古くからの友人(77)の病気見舞いに岩手県花巻市に行った。北上市以北は雪が薄っすらと積っていた。

 花巻市で2日目の早朝雪道を歩いていくと気分が高揚してきた。嬉しいのだ。心が弾んでくる。10代の頃から同じだ。雪道は清潔だ。歩幅を小さくして転倒に注意しながら歩くと心身ともに充実してくる。

 新花巻駅の観光案内嬢が「これから仙台に行くならバスで行くのをお勧めします新幹線からのとは別の風景が見られる」という。「それなら」とバスで仙台に戻った。

 仙台には雪はなかったが高揚感は続いた。駅前のベンチに座っていると前を通り過ぎる人たちは皆新鮮に見えた。嬉しくてしようがなかった。

 仙台在住の老女(84)と和食を食べ、1番丁の老舗喫茶店で昔の同級生らと3人で雑談を3時間かわし21時過ぎに帰宅した。

 あのように高揚感が持続したのは雪のお陰だ。雪は私にとって害ではなくて栄養分だ。

IHIの航空機修理増強は未来産業

 民間航空機エンジンの修理は ①メンテナンス②リペア③オーバーホールがある。IHIは現在年70台の修理をやっているが6年後には400台に持って行く。

 私は「修理」「自主保全」という言葉が好きだ。コストをかけずに本来の機能を生かせるからだ。

 航空機エンジンもオフセット印刷機と同じだ。従前の生産能力を保持しようとして新機を買う必要はない。100分の1のコストで修理すれば十分に機能する。コストが減ればその分を他分野に資金を割り振れる。航空機産業は未来産業だ。

 日本で旅客機を作ってもらいたい。開発を中断した三菱航空機は情けない。IHIが修理技術の向上とともに旅客機を作ればいい。

 エンジン製造はIHIの本来の技術である。修理機能の増強は持ち前の技術を生かせる。生かして飛行機を作れるようになればいい。企業は未来産業部門をいつも持っていなければならない。未来産業の売上を増やすことが成長につながる。

 耕文社の未来産業は1、POP 2、パッケージ 3、シール 4、カレンダーである。4商品の売上を増やせば大胆に成長できる。

 王子の未来産業は1、箱作りだ。段ボールを中心にコートボール・プラスチック箱の生産を増やしていく。

 いずれも両社の本来の技術の延長線上にある商品だ。安全・確実に成長できる。

サントリーホールに初めて行った

 私は○○ヒルズの高層建築に入ると気が滅入ってくる。人が働くのにこれだけのスペースは必要ない。無駄だ。いずれオフィススペースが空いてくるのではないか。

 丸の内界隈の昔の建物は真ん中の通路は広いが天井はそう高くない。昔の地味な設計がいい。帝国劇場はじめ取り壊しに入っている。もったいない。

 三菱地所が丸の内のビル建て替えを始めた切っ掛けは阪神・淡路大震災(1995.1)だった。「東京であんな震災が起きてビルが全壊したら会社は成り立たなくなる」との危機感だった。

 耕文社は中古ビルばかり買ってきたし今後建て替える予定もない。震災が起きたらその時考えればいいーと思っている。

 それよりも何よりも「新しいビルに入ったからと言って私たちは仕合せにはならない」。旧い社屋で効率UP だけを考えるビジネス生活の方が充実する。

 サントリーホール小ホール(ブルーローズ)でシャンソン女歌手4人の会が12/4開かれた。観客は500人と思った以上多かった。年寄りばかりだった。

 後方の客席に松島トモ子(79)がいた。まるで老けていなかった。

都合いいものある100円ショップ

 安さが魅力なのではない。求めている都合のいい現物があるのだ。

 例えば洗濯物を干すハンガー。私は備え付けの幅3メートルの洋服ダンスの横棒に引っ掛けて戸を開けたままにして部屋干しする。

 その際1つ1つハンガーに掛けて吊るす。部屋の窓を2カ所開けておけば1日で洗濯物は乾く。

 ネットショップで針金ハンガーの良いものがなかった。品川駅前の100円ショップに行ったらあった。4つで110円。針金を覆ていたビニールがボロボロになった旧いものを捨てた。以後洗濯物を順調に干している。100円ショップには現物があるのが強味だ。

 私は遠出の旅行は手ぶらで行く。今月岡山と花巻に行く。100円ショップに物凄く小さな合繊のバッグがあった。スマホの充電コードと必要書類を入れるには丁度いい。

 これ1つあれば今後の10日間旅行にも使える。猿股はホテルで毎晩洗う。1晩部屋干しすれば乾く。

食べ放題の会社菓子食べるの止めた

  耕文社では煎餅、クッキー、チョコレートを箱に入れて各フロアーに置いてある。社員サービスのために設置したが私は10個ぐらいを持って来て自分の机で食べている。これを止めた。

 体に悪いからだ。煎餅には塩がたっぷり振ってあるしクッキーはやけに甘い。こんなものを食べ続けたら命を縮める。徳川14代将軍家茂は甘いものを食べ続けて20歳で死んだ。塩分と甘味は毒物の双璧である。

 耕印刷課の酒川陽一さんは1日に10本コーラを飲んでいた。秋の健康診断で糖尿の異常値が出た。ビックリした本人はコーラを止めた。以後水を飲んでいる。体を壊してまで嗜好品を摂取することはない。酒川さんの立派な決断である。

 人の寿命は食べ物で決まる。女房が年中豆料理を作っていると夫婦で長寿だ。豆ほど健康にいい食べ物はない。

 漢文学者の白川静は96まで生きた。これは奥さんが年中豆料理を亭主に食べさせていたからだ。当然奥さんも長寿であった。

9月洋紙販売4.5%減

 日刊工業新聞によると洋紙国内販売データの9月数字では

塗工紙(前年同月比)

 カタログ用上質コート紙 6.4%減

 パンフレット用上質軽量コート紙 6.1%減

 チラシ用微塗工紙 9.5%減

恐ろしいほどの減少ぶりである。

 世の中の流れとして

①オフセット印刷機による印刷物の需要減少

②   〃    の仕事減少

③   〃    に使う用紙の減少

 これを止めることはできない。ならば①②③を前提として耕文社受注品目の変更をする。

1、戦略4商品(POP、シール、パッケージ、カレンダー)を増やす。

2、オンデマンド印刷を増やす。オフセット印刷機での生産量を減らす。

 1、2を実行するにあたり日銭朝会が役に立っている。

 開拓した有力外注さんを知る。新規お客様の必要としている商品が分かるーなど全社員が現状を理解できる。