京浜急行・雑色駅前にある川田茶園で焼き海苔の入った大きな茶筒2,800円を買った。
「最近のお茶の売行きはどうですか」と聞くと「昔は雑色に茶舗が6軒あったが今はうちだけになってしまった」と店の女将さん(70ぐらい)。
「ペットボトルで売っている伊藤園が悪いのか」「いや、スーパーのせいだ。私たち小売店はどんどんなくなって行く」「店は暗いけど駅前にこんな老舗があると私は『ホッ』とする。続けて頂戴」。
こんな会話をしていると店の奥から娘さん(45ぐらい)やら女将の亭主やらが「どんな客が来たのか」と顔を出す。そんな家族的雰囲気はいいものだ。
海苔函代を払う段になって「紙箱はいらないということなので箱代150円を引きます」という。客が箱はいらないと言っても代金2,800円は取るべきだ。意外な申し出に「これじゃ儲からないな」と思ったが胸にあついものが流れた。
雑色は蒲田駅の1つ先だ。私の家のある品川駅からだと結構遠いが「こういう店で買物がしたい。また来よう」と思った。
私は濃いお茶を会社で急須で飲む。だからお茶の消費は早い。1㎏ずつ買っているお茶は3ヶ月でなくなる。
中年の娘さんは「真空パックならいいが空気に触れるとお茶は酸化するから風味が無くなる。せいぜい200gずつぐらい買った方がいい」という。どおりで私のお茶は風味がない。