高齢社長の仕合わせな日々 635 | 2025年5月20日

期末棚卸はありのままに

 期末棚卸で企業は簡単に利益操作できる。期末の棚卸を増やすことでいくらでもその年の決算利益を増やすことができる。

 例えば

1、1億円棚卸を増やせば、当期の製造原価が1億円減る→当期の経常利益が1億円増える。

2、棚卸で当期増えた利益1億円は、翌期の経費になる。翌期の経費が1億円増えるから→翌期の利益は1億円減る。

3、棚卸を増やすことは損失の先送りに過ぎない。

4、結論  毎年ありのままに棚卸する―のが1番効率のいい経営である。