高齢社長の仕合わせな日々 645 | 2025年6月9日

「新聞之新聞」が面白い

 昨年(2024)7月から定期購読(週2回発行)している。私は50年前の20代の頃新聞業界に居たせいもあるが新聞各社の動向を上から眺めている業界紙「新聞之新聞」(本社、文京区千駄木)を興味深く読んでいる。

 若い頃は下っ端で上を眺めて新聞社の経営を想像していたが、今では新聞之新聞を読んで鳥瞰的に業界を眺めている。

 例えば八重山毎日新聞社創刊75周年を祝う記事は沖縄県石垣市で開かれた会のあいさつの詳報では「75年前は数紙の新聞が創刊されたが1番政治色の薄かった当紙が残った。これは創刊時の社長の公平無私の報道が市民に支持された結果だ」地域紙の当紙が生き残った理由が述べられていた。八重山毎日新聞発行部数は公称16,000部。

 新聞之新聞社が一声かければ在京各紙の○○部長、社長が駆けつけてくる。そこで新聞業界の動向が侃々諤々(かんかんがくがく)述べられる。

 印刷と同じで新聞業界の環境は厳しいだろうが、とりあえず現経営層が方針を述べている。この年(77歳)になって各紙経営陣の意見を拝読できるとは嬉しいことだ。