高齢社長の仕合わせな日々 663 | 2025年7月2日

役員20人の洋紙代理店

 役員改選の時期で各社から丁寧な株主総会後の新人事のお知らせが来ている。最小でも6人の役員がいる。驚くことに多いところは20人の所も。中小企業で多くの役員体制にするのは無駄だ。

 日産自動車の役員数63人は話題になったが、役員となれば相応の年収を約束しなければならない。耕文社の役員は4人、王子段ボールは3人である。いずれも最低限の人数だ。

 しかも長い間、耕は内部留保に資金が残るような決算を組んできた。①役員には賞与を支給しない。②株主への配当は一貫してゼロ。

 これも同族会社だからできることで、①②を実行してきたのは中小企業の中でも極端な例だろう。おかげで今は金融機関からの借入はゼロになった。

 「会社経営の決定は3人いればできる」と言われている。人数が少ないほど決定のスピードは速くなる。

多くの役員を抱える会社は、私は効率が悪いと思う。役員を減らし権限を実権者に集中して、その人の決定を自由に認めて行く方が経営者にとっても楽ではないか。

 いずれにせよ会社の役員は会社の大小に拘わらず6人未満でいいのではないか。