7/12東京駅北側のビルで開かれた大学同窓会に出た。いつものことながら懇親会は面白い。
「おい君、学部はどこだ。私は経済だ。77歳だ」。暇そうに立っているおじさん、おばさんに声を掛けると誰もが喜んで話に乗ってくる。ロクに知人もなく皆、孤独なのだ。
堰を切ったように自分の経歴や苦労した仕事の話をしてくる。私はニヤニヤしながら合図知を打っていればいいのだ。
腰の曲がった中央官庁の元役人が私が新聞社に居たことを話すと「道理で態度がデカいと思った」と絡んできた。
「こんな美人が居たのかよ」と思った理学部出身の50がらみの女は「長いこと会社の研究室に居たが一念発起して都議選に出た」と言う。今都議。私は「あれだけの美人なら都議になってもいい」と思った。
持病のめまいを抑えながら電車で20:00過ぎ帰宅した。いつものことながら愉快な同窓会であった。同窓会のお陰で日頃溜まっていたモヤモヤ感が無くなっていた。私の気持ちに一陣の涼風が吹き抜けていった。