今の私の課題は王子段ボール㈱のシート代を10%上げることだ。
これまで段ボール箱単価を安く抑えて新規お客様を獲得してきたが、方針転換だ。シート単価をマーケットの動向に合わせて変動させ価格を決め、あとはお客様の判断を待つ。
王の値上げを見てお客様はびっくりしてしまうが、イメージチェンジである。値上げをどういう手順でやるか。ここが工夫のしどころだ。面白い場面である。
まず丸投げの価格構造を勉強した。担当の菅原功さんが地方の外注さんから見積りを取り、それに中間手数料を乗せてお客様に見積りを提出していた。中間手数料は菅原さんの判断に委ねていた。
これを「外注さん見積り×1.44=お客様への提出見積り」に定式化した。この額でお客様が了承してくださるかは不明だ。「そんな額であれば他に頼む」とおっしゃられるかも知れない。
まずここから固めてシート代10%値上げを実現する積りだ。