高齢社長の仕合わせな日々 740 | 2025年10月31日

無形文化財になる加賀料理

 文化庁は需要無形文化財の制度を見直し、料理人や杜氏など食文化に関わる人達を「人間国宝」に認定できるようにする。国の文化審議会が10/24基準改正を答申した。その中に加賀料理があった。

 私は加賀料理が好きだ。品川駅前のホテルにあった加賀料理・大志満によく通った。現在大志満は東京・横浜に3店舗ある。

 小麦粉をまぶしたカモ肉を煮込んだ治部煮(じぶに)は田舎料理のようで、えも言われぬ味わいがある。まさに加賀前田藩の伝統の料理である。

 和食と言えば加賀料理のことと思っていた時期がある。その加賀料理が晴れて無形文化財となり、技を磨いた料理人は人間国宝になる。

 権威に弱い事大主義の私はこれから人間国宝の料理を大志満で食べられるのだ。仕合せ者である。

 人間国宝には1人当たり年200万円の特別助成金が交付される。