私はどぜうの丸が好きだ。丸とは煮込んだどぜうを加熱しながら食べる。どぜうの原形をとどめているので「気持ちが悪い」という客もいるが、とんでもない。どぜうの体中が栄養なのだ。
私の母は茨城県の貧農の育ちだ。栄養補給は水田のどぜうだった。96歳まで生きた。私と母で駒形どぜうによく行ったものだ。
一寸苦みがあり骨まで煮込んであるから食べやすい。日頃ぎくしゃくした母子関係も駒形では笑顔だった。こんなご馳走はない。
ここで1つ提案
1、1階を椅子席にする。
よしず張りの床に座っての飲食は誠に風情あるが、椅子生活に慣れた現代人には大変だ。私は眩暈のせいで1回座ると立てない。店の若い衆にベルトの後ろを持って引上げてもらってやっと立っている。不便だ。
折角の名店なので、デザインで工夫して広い1階を椅子席にしてほしい。駒形どぜうはこれからも繁盛してもらいたい。