何を隠そう私の遠い親戚に景気のいい材木屋が居た。戦前から大店を構え私の両親は終戦直後とてもお世話になった。世田谷区の地形の悪い土地にバラックのような平屋を立てた時、材木を融通してくれた。私は小学生までそこで育った。
各方面の人々の話を聞くと材木屋の子弟は皆豊かだった。「お手伝いさんが3人いた」とか「父親は毎週芸者を侍らして宴会をやっていた」。しかし、外材の流入や木材加工の進歩により業界図は一変した。あれよあれよという間に不況産業になった。
産業は好況の時こそ「次は何をやるべきか」腹を決めなければならない。不況産業になった時の準備で、次の営業品目への移行を進めないと急なお客様転換は不可能だ。
品川税務署の102社の優良申告法人の中に印刷業は耕文社だけだ。多いのは運送業者だ。
何が好況になるか見極める。その時々での判断で勝負は決まる。だから経営は面白いのだ。
もう1つ保険になるものがある。それは自己資本比率だ。比率さえ60%超えた状態にしておけば、どんな荒波が来ても耐えられる。
➀早期お客様変更と②自己資本比率60%超の2重の保険を掛けておけば破産から逃れられる。