高齢社長の仕合わせな日々 822 | 2026年3月19日

私は薬を飲まない

 5年前の73歳の冬だった。どうも呼吸がおかしい。空気が肺の中に半分しか入らない感覚になった。困って近くの病院で診察してもらったら診断は「心不全」だった。

 10日間入院したが治療は点滴と薬だけだった。「大々的な手術にならず助かった」と思った。以後「毎日飲むように」と薬を6粒貰った。

 私は薬が嫌いだ。6粒飲むのは4日ごとにした。次回診察日は1か月後だったが薬の切れる4か月後に病院に行った。検査結果を見て医者は「検査の度に数値が良くなっている」と診断してくださった。これで脳溢血、脳梗塞など脳血管障害の恐れは減った。

 新聞紙上の医者への相談コーナーに老女が「寝ている間、腸が痛い」とあった。医者の回答は「薬の飲み過ぎだ。飲む薬を減らしなさい」だった。「お薬手帳持って歩く必要などない。普通の食事をしっかりとりなさい」。名医だと思った。

 最近は「病院経営が苦しい」と言われている。打開策は①患者を増やす②薬を多く出すーだ。医者を丸ごと信じてはダメだ。個人の判断で結論を調節する必要がある。

 私は薬が無くなると病院に行く。①血液検査と②レントゲン撮影をやった後、検査結果を持ってその日のうちに医者に診断してもらう。「データを見る限り毎回良くなっている。この数値は50以下だから合格だ」など言われると安心する。4ヶ月に1回、かかりつけ医の山本先生の声を聴くと気持ちが安らぐ。