高齢社長の仕合わせな日々 8 | 2022年6月3日

背骨を真っ直ぐ立てろ

 高齢者同世代が「目が痛い」だの「ケツが痛い」だのうるさい。すべての原因は姿勢が悪いからだ。背骨を真っ直ぐ立てて正面を向いて歩いていれば問題は発生しない―と私は思っている。

 それでも私自身は、顎が出て、前かがみになり、肩も一方が下がったままみっともなく歩いていることが多い。矯正はショーウインドウだ。正面・側面を映して姿勢を正すようにしている。簡単に言えば踏ん反り返っていれば合格だ。他から見れば「横柄な態度」かもしれないが自分の健康の方が大事だ。

 姿勢の悪い人を見ると ①背骨を立てろ ②踏ん反り返れ―という。「大きなお世話」という顔をされるが、本人のためだ。私は使命感を持って忠告している。

 当社検査担当の男社員(58)の姿勢が悪かった。私は横に立って「こういうふうに立って頂戴」と余計なお世話を繰り返した。2年後男社員の姿勢は見事に良くなった。「これで彼の寿命は20年延びた」と思った。