高齢社長の仕合わせな日々 190 | 2023年4月20日

肩パットの無い背広

 有楽町の洋品店の美人店員に肩パットの無い出来合い背広を勧められた。「これなら肩が凝らないわよ」。この店員の悪い所は私に対して馴れ馴れしいことだ。

 試着して驚いた。ジャンバーを着ているようだ。襟のラインがズシンと首の付け根に重く垂れさがってくる感覚がイヤで私は背広を着ない。昨年は馬喰町の仕立て屋で採寸してもらい肩パットの無い背広を作った。これがまるで背広の体をなしていない。襟の尖った上着で直ぐにゴミとして出した。

 今回の既製品はとりあえず上着の体をなしている。大満足である。これからは肩パットの無い背広を着て社交界を泳ぎ回ろう。