ニデック(旧日本電産)の子会社が外注に型の保管を600件もさせていたことで公取委が改善の勧告をした。
大量の型を保管するだけで結構なコストがかかる。この手の問題は発注側の配慮で如何様にもなる。
子ニデックの求める保管期間は10年だったというが、王が型抜き外注さんに型保管をお願いしている期限は2年だ。2年間リピート発注がなければ外注さんは「型を勝手に廃棄できる」という取り決めだ。これで行けば保管型はそれほど増えない。外注さんも我慢できる量だ。
「何をすれば外注さんのためになるか」を両社のテーブルに上げることが大事だ。発注側の小さな決定で外注さんの大きな負担を無くすことができる。
発注者も自分で決定できる改善策で外注さんに喜んでもらえば大きな仕事のやりがいになる。