高齢社長の仕合わせな日々 398 | 2024年4月12日

アジア時報請負って47年

 私が毎日新聞社を退職したのが1977年8月31日。当時仕事が上手くいっていなかった私は父親のやっている印刷会社㈱耕文社に拾ってもらい新規開拓の飛び込み営業をやっていた。

 新聞社の先輩から「アジア調査会が新しい印刷会社を探している」という連絡をもらった。1も2もなく手を挙げて「大変名誉なこと」としてお請けした。以来47年。この間時報を読むことはなかった。最近になってにわかに論文に興味を持ち出した。面白い。

 知っている記者から教わったニュースソース(情報源)を加味しつつ読むと論文が躍動しているように思えてくる。論文は発言と違って責任を伴う。書かれたことは検証しやすくいつまでも残る。筆者が責任を持った文章は重みがある。

 翻って王耕の伝言板は書き放題、書き得の欄である。特に内容に責任追及されることもない。社員の文章作成能力は確実に上がっている。これは嬉しい成果だ。

 一方、アジア時報は専門家の論文集だ。重みのある月刊誌の編集・印刷をさせてもらっている。やっぱり名誉ある仕事である。