TOPPANNホールディングが現在40%弱の海外売上比率を50%に引上げるという。エチオピアにパスポートを製造・発行する工場を開設するなどアフリカ諸国への進出が順調だという。
私は何処で何を売るかが勝負とみている。出来上がった製品を先進諸国に販売する方が楽だ。何を売るかは得意分野の製品がいい。こちらは従来の主業とあまりかけ離れていなければ選択は自由だ。
私は海外となると急に肝っ玉が縮んでしまう。どうやっていいのか分からないからだ。①売れるものは何か ②売る体制をどうやって作るか ③継続して商売ができるか。
自分の情熱以外に頼るものはない。76歳の今、体力に自信が無くなってきた。歩行はヨチヨチ歩き。階段は必ず手すりに掴る。転んだらお終いだ。今マーケットで選べるのは、首都圏の掘り起こしだけだ。「ジャー、どうする」。限定された範囲内で「ジャー、どうする」を繰り返している。何よりも安全が第1だ。
2024の「アイデアで楽しく稼ごう」は実によくできたスローガンだ。商圏は首都圏、主業は印刷の延長、設備は自主保全、打つ手は社員満足の向上。これだけ並べれば結構やることは多い。提案はどこから来るかと言えば、それは社員のアイデアからである。